2013.11.14

「狩(仮)」があれっぽくて良いんですよ、あくまで私見ですが

関ジャニ∞さんのツアー開始の東京3連チャンが無事終了したようで。自分は、彼らの初めての東京ドーム公演(2007年の8月4日とかそのあたり)に参加して以来毎年欠かさず東京ドームに行っておりましたが、今年初めて東京公演全滅の憂き目にあいました。東京公演に1回もかすらないなんて関ジャニも大きくなったなあとちょっと感慨。

そんなわけで、注目のユニット曲の様子も、いろいろ漏れ聞きつつもよくは知らない状況なんですが、どうも世間では「ビースト!!」が人気の様子ですね。CDで聞いた感じだとどっちも同じようなテイストというか、どちらもなんかおふざけ要素とかっこいい要素が入っているなあという印象で、これがまあ実際のパフォーマンスでどう違いが出てくるのか見るのが楽しみです(いや、結構大事な部分を知ってしまってはいますが)。

個人的には、CDで聞いただけの現時点では「狩(仮)」に軍配が上がっています(純粋に曲だけで比べて、です)。いや、何か、すごく大雑把に言ってウィーン少年合唱団っぽいんですよ、なんとなく(「ビースト!!」はスカかな)。アレンジとか音色とか全体の雰囲気とか。ウィーン少年合唱団(というか、クラシックだけでなくクロスオーバーやミュージカル、ポップスなどの分野も歌っている少年合唱団)が民族音楽やミュージカル、ポップスなどクラシック以外の歌を歌うときによくある伴奏のアレンジだとか音色だとか雰囲気だとかをすごく思い起こさせるなあと(自分は本物のミュージカルは全く聞かないのでアレンジや音に関してはそれが本来のものなのか少年合唱団オリジナルのものなのかはわかりませんが)。

例えば前奏(最初のすばるくんのフェイク&他の3人の動物の鳴き声のちハモリの後)や間奏部分はすごくゲラルト・ヴィルト的。ギターが入るのが違うところだけど、あのボンゴの音とリズムは何とかの一つ覚えと言いたくなるほど毎年のウィーンの来日公演のプログラムの中で多用されているから、あれを聞くとウィーン少とヴィルト氏を思い出します。ステージ上で胡坐をかき、ボンゴをたたいているセーラー服姿が目に浮かぶようです。笛の音色が作り出すちょっと幻想的な雰囲気も少年合唱のクロスオーバー系でよくあるものです。

で、サビのメロディがこれまた少年合唱で聞いたことのある感じなんですよ、ハモリの感じも含めて。で、1日考えて思いついたのがリベラとかウィーンの今年の来日組が歌っていた「Gaudate」。テンポが全然違うし、実際に聴き比べると別にそんなに似ていないのですが、何か聞いていると思い出します(もっと他にピッタリのがありそうなんだけど具体的に思いつかずもどかしい)。16世紀に作られたクリスマスキャロルと「ヨシャオシャオシャオあめんぼすいすい」を並べて語ったらいろいろな方面から怒られそうですが。

まあ、ああいうアレンジは少年合唱の専売特許ではないですけれども、いわゆるヒーリング系を聞かない私にとっては少年合唱を連想させるので、なんと言いますか、別ジャンルの好きなもの同士にムリヤリでも接点を見つけて喜ぶ習性の自分の中では「ウィーンっぽい歌を関ジャニが歌ってる」とテンションが上がり、「狩(仮)」に軍配が上がってしまったのでした。あと、まあ、構成が面白いと思いますね、明確な起承転結があるわけではないですが、一つの曲の中で物語が展開していくみたいな作りで。ミュージカルのメドレーを聞いているみたいです。

歌もますます上手くなりましたね(これはアルバム全体に言えることだけど)、ハモリとかすごく綺麗で、聞いていて楽しいです。それに歌が上手いからこそおふざけ部分が活きてくるんですよね。


・・・こんな話、関ジャニと少年合唱の掛け持ちをしている人しか分からないでしょうけれど、というか掛け持ちしている人でも分からないでしょうけれど(あまりに私見すぎて)、同じような感想を持った人はいないかなあ。ちなみにそれに該当するうちの妹はほとんど賛同しませんでした(「ちょっとクラシックっぽいよね」とだけ一言)。

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2012.01.01

あけましておめでとうございます@2012

あけましておめでとうございます。

今年の正月は3年ぶりに地元の実家で過ごしております。ここ2年間は関ジャニ∞のコンサートで大阪に行っていましたが、今年はおとなしく地元で。

以前のブログで1公演しかチケットがあたらなかったと大騒ぎした関ジャニのドームツアーは、お声をかけていただいたりして、結局東京2公演(12/16、18)と名古屋(12/24)の3公演に行ってきました。どの公演も心底楽しんできて今まだその余韻に浸っているところです。もっと行けたら良かったんですけれども。昨日のカウコンをもって終了したことがなんだかとっても寂しいです。

彼らも中継で出たジャニーズカウコンをテレビで観ましたが、なんだか出る人が多すぎて誰もが印象が薄かったなあ。関ジャニくんたちは完全に歌うことよりネタに走っていましたねcoldsweats01 「SHAKE」とコスプレコントの関連性がなかなか読めなかった自分は若くないなと改めて悟りました。

あと、今年は、14年ぶりにニューイヤーコンサートにウィーン少年合唱団が出るということでそちらも楽しみに見ました。実家から自宅に戻らなければならなかったので「トリッチ・トラッチ・ポルカ」までしか聞けなかったのですが、「トリッチ・トラッチ~」はアレンジがお馴染みのものとちょっと違って新鮮でした。オケの音が大きすぎて声がちょっと聞こえにくかったのが残念。昨年は地震や原発の影響で来日が取り消しになったウィーン少ですが、今年は来てくれるみたいでとても嬉しいです。

上記理由で前半しかニューイヤーコンサートは聞いていないのですが、なんか選曲がすごいですね、いきなりラデツキーもどきや青きドナウもどきが流れてきて、「ちょっとこれは賛否両論だろうな」と思いました。

では今年もよろしくお願いいたします。

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2010.12.31

2010年に行ったコンサートの記録 クラシックの感想②とJポップ

大晦日の今日、横浜は日中快晴でセーター一枚で洗濯物を外に干せてしまう暖かさなんですけれども、なんか関西では雪が降っているみたいですね。昨年も大阪は非常に寒かった、年を考えずフラフラ遊び歩いていたらカゼをひきました。今回も、懲りずにフラフラ遊び歩く予定ですnote というか、フラフラに行きたい、私は。

昨日の記事をアップしてから昨年のコンサートの記録を見直したら、今年の方がたくさんコンサートに行っていました。どうやらジャニーズのコンサートにあまり行かなかったのでコンサートに行っていないという錯覚に陥ったようです。それと、グループのコンサートが軒並みドームだけだったのがなあ、なんか物足りなさを覚えます。しかも関ジャニに至ってはアリーナでしかやらない歌(しかも今までのコンサートでやっていない歌)がいくつもあるから・・・(涙)。アリーナ公演でのセットリストをネットでチェックしてわくわくしながら行ったら、DVDなどですでにさんざん聴いている歌に差し替えられていてへこみました。

セットリストもそうなんですけれども、今回の東京ドーム公演は座席がメインステージほぼ真横のスタンド席だったので、正面のセットが何も見えない、メインステージも見にくい、モニターも遠くてよく見えないという、座席運の面でもあまり良くなかったので、まあそういう点で大満足とは行きませんでしたけれども(メインステージに近いので、ウィンクキラーの罰ゲームでヤスがすばるくんにお手紙を読んでいる途中で、村上くんか横山くん、多分村上くんだと思いますが、マイクを通さず大爆笑している声が聞こえたりなんてこともありましたが)、まあ人生良くしたもので、スタンド席の前から3、4列目だったんですけれども、その近くに花道が設置されており、またパッチで使っていたフォルクスワーゲンを模した山車が外周を通るときにもよく見える位置だったので(アンコールの「無責任ヒーロー」で、亮ちゃんが、本来自分のソロパートである1番のさびのソロをいつもどおり歌いかけたらすばるくんが歌ったためにパッとマイクを口元から離したのもよく見えました。あれ、なんですばるくんだったんだろう、モニターも当たり前のようにすばるくんを映していたのでそういうことになっていたのかな)、そういう意味ではおいしい席でしたし、すばるくんが初めてウィンクキラーの罰ゲームでお手紙を読まれたり、プロアクティブCMもすばるくんだったり(なんか今のところドーム全てそれらしいですが。妹は相当ツボだったらしく、時折思い出してはクックックックッと一人で肩を震わせて笑っていてちょっと不気味でした)、すばるくんが最後までテンション高く飛ばしていたり(「帰りなさい」のくだりはめちゃ楽しかった)、すばるくんファンとして楽しい公演だったし、何より関ジャニみんなかっこよくて面白くて楽しかったので、なんやかんや言ってとっても楽しかったですheart01 長々書いて結局その結論。

セットでインパクトがあったのが天井席前まで高く上がるバックステージですけれども、まあその正面の天井席以外よく見えないという超ピンポイントなサービスではありますが、ちょっと個人的には感動しましたね、同じ料金払っているのに全然見えないですから、天井席は。そういう風に気を配ってくれるのは嬉しいです、あんな高いところで薄い板の上でガシガシ踊って恐いだろうに(というか見ているこちらが恐かった)。

去年のカウコン以来の生すばるくんは、ビジュアルも良く、歌も上手く、もう言うことなしでした。嬉しかったので、長髪なので買うつもりがなかったうちわを祝儀買いしましたcatface とりわけ歌が良かったです、いつも以上に安定していて、声もよく伸びて綺麗で。私の中では、すばるくんは、エイトのコンサートのときはちょっと鼻にかかったような発声でクセの強い歌い方をして、フラフラとか舞台のときとかは喉をきちんと開いたしっかりした発声で歌い方も素直という印象なんですけど、今回はフラフラのときのような素直な自然な歌い方で、それを聴けて嬉しかったです。アルバム曲なんかも軒並み生の方が良かったですね、「Baby baby」とか「蒼写真」とかとても良かった(それだけに「願い」が聞けなかったのが心底残念)。「ロマネスク」のフェイクとか「蒼写真」の他のみんなのコーラスのバックで歌っているの(「遥か遠く」の部分、亮ちゃんの最後のソロの前)とかはジーンときました(また、「蒼写真」のとき、すばるくんが涙ぐんでいたのか目がキラキラしていたんですよね、それと相まってちょっと感動しました)。

KAT-TUNのコンサートは相変わらず大掛かりな舞台装置でスペクタクルで楽しかったですけれども、確か赤西くんの脱退が発表された直後だったんですよね、それでテンションがなんとなく上がらなかったような気がします。

横山くん、上田くんのソロコンは、ともに、いかにもジャニーズな華やかな演出に二人の個性が反映されていて、良かったです。横山くんソロコンのオープニングの笑いなしの横山くんの映像はそれはもう美しくてかっこよかったです、ちょっと「こんなに美しいのにしゃべるととても面白いんだよ!」と全世界に言いたい気分でした(やれやれ)。上田くんも楽しかったです、ディズニーランドとかのアトラクションみたいな大掛かりな仕掛けが出てきたときはびっくりしました。ちょうど田口くんが見に来た回で、座席がアリーナ席の真ん中あたりだったので、スタンドでノリノリで楽しんでいる田口くんがよく見えました。

ジャニーズ以外だとAAA、やなわらばーですが、AAAはなんかジャニーズのコンサートぽかったです(アイドルのコンサートはみんなああいう仕様なのかな)。西島くんの歌と日高くんのダンスが特に良かったです。

やなわらばーは300人くらいしか収容できない青山円形劇場でのライブだったので、近い近い。最初に書道家の人が出てきて大きな半紙2枚に墨で字を書いてその半紙(というか掛け軸)が上に引っ張られて吊り下げられて幕開けになります。ステージには楽器(三線、ギター、キーボード)とコント用の畳敷きのセットなどがあって、そこでトークやら歌やらラジオ収録やらをやりました。歌は相変わらずとても良かったです、本当に美しい声、ハモリ。彼らの歌も生でもっともっと何度でも聴きたい。すばるくんじゃないけど、テレビやCDで聞くより生の方がはるかに素晴らしいです。ファンが濃かったです(熱いというより濃い)。

Jポップの感想は以上。次にクラシックの感想の続き。
一番大切なウィーン少年合唱団について触れていなかったのでね。今年のクラスはカリスマあふれるソリストはいなかったですが(でも、トップソリストのルーカスくんはかなり好きでした。顔じゃないですよ、顔もですけど、歌が。「主はダニエルを~」のときの凛々しい少年らしい歌声と「ワ・ハビビ」の柔らかい美しい歌声それぞれとても素晴らしかったです。声量はそれほどあるわけじゃないけれど、「ワ・ハビビ」のトリルを聞いているとテクニックのある子だとわかります)、ハーモニーがとても綺麗でよかったです。ピアノ(フォルテに対するピアノの方)が苦手かなと思ったのですが、6月に当日券で1階の前の方に座れたのですが、ピアノも上手に歌っているのが分かりました。それとこのクラスはゆっくりな曲がとにかく良かった、リタルダンドの部分も一糸乱れずきれいに丁寧に歌っていたのが印象的でした。「ウナ・ホーラ」が何回聞いても良かったです、もう2010年組といったら「ウナ・ホーラ」というくらい、彼らの「ウナ・ホーラ」は私好みでした。6月の公演からプログラム変更があって、モーツァルトの戴冠ミサとバッハが加わったんですけれども、これまた良かった、特に前記当日券で入った回の戴冠ミサは素晴らしかったです。

あとはボニ・プエリかな、相変わらずボーイソプラノの団員と男声部の団員が一人ずつ交互に日本語で司会をしていくスタイルでした。今年のクラスは結構レベル高かったんじゃないかな、「ハレルヤ」とかかなり良かったし、全体的に聞きごたえがありました。

来年は、来年は、とうとうモンセラートが来日するんですねshine 待っていましたよ、モンセラート。楽しみです。モンセラートというと、ビブラートがすごいというイメージなんですが、今はどうなのかな。先日サグラダ・ファミリアにローマ法王が来てミサを行い正式に教会になったそうですが、そのミサの様子を映した映像のDVDをスペイン人の知り合いが送ってくれたんです。その中でモンセラートの子たちが聖歌を歌っていたのですが、そんなにビブラートは目立たなかったです。何はともあれ、とても楽しみ。

それでは皆様、良いお年を。幸せな一年を迎えられますように。

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2010.12.30

2010年に行ったコンサートの記録 &クラシックの感想①

大変ご無沙汰しておりました。いつになく仕事仕事の一年でしたよ(私基準で)。コンサートもあまり行けなかったのですが、個人的に満足できるものが多く、しっかり命の洗濯ができました。一つ一つ感想を書きたいところですが、時間もないし大分記憶も薄れてきているので、昨年同様、簡単に備忘録的にまとめたいと思います。


1月1日(金)  関ジャニ∞カウントダウンコンサート(@京セラドーム)  ←31日夜からの年越しコンサート

4月8日(木)  リベラ(@オーチャードホール)
4月9日(金)  カルミナ・ブラーナ(@東京文化会館)
4月25日(日) 関ジャニ∞横山くんソロコン(@東京国際フォーラム)

5月1日(土)  ウィーン少年合唱団(@座間ハーモニーホール)
5月4日(火)  ウィーン少年合唱団(@サントリーホール)
5月7日(金)  ウィーン少年合唱団(@アクトシティ浜松)

6月5日(土)  ウィーン少年合唱団(@みなとみらいホール)
6月11日(金) ウィーン少年合唱団(@東京オペラシティコンサートホール)
6月12日(土) ウィーン少年合唱団(@東京オペラシティコンサートホール)

7月10日(土) エヴァ・メイ ソロ・リサイタル(@紀尾井ホール)
7月17日(土) KAT-TUNコンサート(@東京ドーム)
7月24日(土) KAT-TUNコンサート(@東京ドーム)
7月25日(日) トリノ王立歌劇場「ラ・ボエーム」(@神奈川県民ホール)

8月1日(日)  トリノ王立歌劇場「椿姫」(@東京文化会館)
8月7日(土)  やなわらばーワンマンライブ(@青山円形劇場)

9月12日(日) AAAコンサート(@横浜アリーナ)
9月25日(土) KAT-TUN上田くんソロコン(@代々木体育館)

11月30日(火) ドレスデン聖十字架合唱団「メサイア」 (@東京オペラシティコンサートホール)

12月11日(土) ボニ・プエリ(チェコ少年合唱団)(@新宿文化センター)
12月18日(土) 関ジャニ∞コンサート(@東京ドーム)
12月24日(金) バッハ・コレギウム・ジャパン「メサイア」(@サントリーホール)


・・・仕事仕事と言いながら結構行っていますが。関ジャニのコンサートが1回だけ(しかもドーム)なのが悲しいです、京セラドームで元旦に行なわれるツアーオーラスのチケットを譲っていただけたので、これからもう1公演聴くことができますが(本当にいつもありがとうございます←私信)。

ジャニーズ関係は明日書くとして、クラシック関係の簡単な感想を。
どれもとても良かったのですが、その中でも白眉だったのが、8月のトリノ王立歌劇場の「椿姫」でした。私の好きなコロラトゥーラ・ソプラノのナタリー・デセイがヴィオレッタ役ということで見に行ったのですが、まあ、デセイが素晴らしかった。演じることが好き(女優を目指していたんだったかな、確か)なだけあってヴィオレッタになりきっており、それは歌においても同様で、何と言いますか、“ヴィオレッタを演じているナタリー・デセイが歌っている歌”ではなく“ヴィオレッタが歌っている歌”、ヴィオレッタの思いが痛いほど伝わってくる歌声でした。いやもう、我ながらびっくりしたのですが、ヴィオレッタの死ぬ場面で、号泣とまでは行かないまでも、結構しっかりと涙してしまいまして。まさかイタリア語のオペラを字幕追いかけながら見ていて涙するとは、見る前には夢にも思いませんでしたよ。

デセイのリサイタルに2回行ったことがありますが、オペラのほうがたくさん歌が聞けておいしいですね、特に「椿姫」は出ずっぱりですし。「乾杯の歌」も素晴らしかったなあ、最初に歌ったテノールのマシュー・ポレンザーニがやや軽い線の細い声だったので、彼女の歌の迫力に圧倒されました。ポレンザーニは、今書いたように線が細く軽い感じはありましたが情熱的な歌声で、やはり感情移入できました。歌そのものの上手さという点では、アルフレードの父親役のローラン・ナウリの方が良かったような(この父親はヴィオレッタを追い出したり持ち上げたり何がしたかったのか意味不明)。

私が行った日がオーラスで、カーテンコールも何度もあり(デセイのテンションが高い高い)、最後には赤と緑と白の紙テープ(?)がイタリア国旗のような配色で舞台の上から下がってきて、イタリア語でお礼のメッセージを書いた幕みたいなものが降りてきました(幕だったかボードだったか忘れましたが)。会場から出るときにはトリノのチョコレートも配られました。

トリノは、「ラ・ボエーム」にも行ったんですけれども、個人的には「椿姫」の方が良かったです。フリットリの歌声もとても素晴らしかったのですが、あくまでミミを演じているフリットリの歌で、ミミの歌ではなかった(瀕死のミミの歌声のほうが、体は元気なムゼッタの歌よりパワフルでした)。まあ、それ以上に、単純に曲が「椿姫」の方が好きだったのもありますが。両方ともほぼ初聞きだったんですけれど、「ラ・ボエーム」は歌と伴奏の旋律があまりかみ合っていないんですね(もちろん全部ではないですが)、関係のない歌と伴奏が組み合わさっているようなバラバラ感があり(あくまで私見)、そのあたりがちょっと個人的にはいまいちでした(歌と伴奏だと全体的に伴奏の旋律の方が良かったなあ、なんか楽器だけでその旋律だけを聴きたいと思うものがいくつかありました)。そこ行くとモーツァルトはやっぱりすごいなあ、歌と伴奏が絶妙に絡み合って素晴らしい相乗効果をあげている。素人にも分かりやすい良さがあります。

・・・途中からプッチーニ・バッシングになってきたのでこの話はやめにしまして。あと、素晴らしかったのが、エヴァ・メイコンサート。本当に良かったです、以前のソロリサイタルのときよりもコロラトゥーラ・ソプラノの本領が発揮されていたコンサートでした。声がとっても可愛いんですよね、この人は。高くよく通る声をしている。それで素晴らしいテクニックを駆使して美しくも迫力ある歌声を聞かせてくれました。イドメネオだったかな、低音から高音へ、また低音から高音へというのが3回連続する箇所を、それぞれ違う声の響かせ方でそのどれもが素晴らしい技術で歌い上げたのは本当に圧巻で、感動しました。

それから、メサイアですね。ドレスデン目当てで行ったメサイアでしたが、例によって通して聞くのは初めてだったんですけれども、知っている曲が多く、とても良かったので、急遽クリスマス・イブにバッハ・コレギウム・ジャパンのメサイアにも行くことにしました。どちらもとても良かったですが、バッハ・コレギウムのほうが、オケの人数が少なく、ソリスト、合唱、オケの音の大きさのバランスが取れていたと思います。あとまあ、合唱が大人なので、少ない人数にもかかわらず非常に声量がありましたし、やっぱり技術的に上手いですね(ドレスデンの子たちもよくがんばっていましたが)。ただバッハ・コレギウムの方は仕事で前半30分聞けなかったのが残念でした。

バッハ・コレギウムに行くことにした大きな要因の一つが、アルトパートを、往年のドラケンスバーグ少年合唱団の名ソリストにして、現在カウンターテナーで活動中のクリント・ヴァン・デア・リンデくん(線の緩いコリン・ファレルといった風貌)が担当するということでした。まあ、今年は、4月にマックス・ツェンチッチの歌も聞きまして(カルミナ・ブラーナ)、同時期に活躍した二人の天才ボーイソプラノのその後を生で聞く機会があったわけですけれども、まあどちらもカウンターテナーですか。子供のときにあそこまで完成してしまうと、男性の歌い方に移るのが難しいのかなと素人は思ってしまいます。まあ、普通にバリトンやっている人もいるけれど・・・。でもパウル・エーデルマンくんなんか子供のときからバリトン歌いだったしなあ。

クリントくん(もう「くん」という年齢ではない)は、子供時代と同様、気持ち安定感に欠けるけれど、しっかりした声量とテクニックで聞かせてくれました。ドレスデンのメサイアではソプラノが担当した「If God be for us」を、バッハ・コレギウムではクリントくん(つまりアルト)が歌っていましたが、この曲はボーイソプラノ時代のベジュン・メータが歌っていた印象が強いんですね。これです。私はこのラストの高音がすごく好きなのですが、クリントくんは低音に下がって終わるバージョンで、ちょっと残念でした。ちなみにクリントくんの天才ボーイソプラノ時代がこれです。ベジュンもクリントくんも子供とは思えないテクニックですね。

いろいろ検索していたらすごいのを見つけのたでこれも貼っておきます。Jacques Imbrailoくんという子。今はバリトンをやっているそうです。

メサイアはこれ自体が長いせいか両公演ともすごいテンポの良さでした。曲の終わりなんて、せっかちの私が「もうちょっと余韻を・・・」と思うほど、潔いまでにスパッと切っていました。両公演とも合唱のみアンコールがあって、ドレスデンはハレルヤを歌っていました(ただでさえテンポの良かった本編のハレルヤのさらに倍速←ちょっと大げさ)。ドレスデンの子たちの歌もとても良かったですよ、ちょっと歌の輪郭がぼやけるところがありましたが、ボーイソプラノ好きには大満足の合唱でした。

簡単な感想のはずがレポ込みになってきて思いのほか長くなったので、ここで一旦切ります。明日残りのクラシックとJポップについて書きます。

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2010.05.03

ウィーン少年合唱団@ハーモニーホール座間 2010/5/1

もう5月ですね。相変わらず仕事で忙しい日々を送っております。そんな中、先月は3回、そして今月に入ってすでに1回、コンサートに行ってきました。少年合唱とクラシックとジャニーズ、と満遍なく。まずは今月1日に行ったウィーン少年合唱団@ハーモニーホール座間(Bプログラム)の感想から。

今年のクラスは一言で言うなら「総合力のクラス」という感じですね。例年のように合唱の核になり合唱を支配する絶対的なソリストがいるというのではなく、団員それぞれの声が没個性的に合唱の中に溶けこんでいる感じで、また全てのパートの声がバランス良く出ていて、なんといいますか、まとまりのある合唱でした。小柄な団員が多いせいか全体的に声が細く高めで、ソプラノは無理なく高音がきれいに出ていましたし、実は合唱の出来を左右するアルトパートも変声期のハスキー声になっておらず、全体的にレベルが高く美しい合唱を聞くことができました。60年代のCDの中で私が好きな歌声を思い出す声なんだなあ、今回の演目には入っていませんが、この子たちでメンデルスゾーンの「妖精の歌」が聴きたいなあと思いました。

いつになくソロの少ない構成で、第2部まで部分的なソロパートすらなく(Bプロはソロ曲がプログラムに入っているのですが、当日変更でそれもなしになっていました)、その後も、ほとんどが2~3、4人による多重唱、あってもワンフレーズ程度でした。その数少ないソロを聴いた感じではなかなか上手かったんですけれど、なぜか珍しいくらいソロが少なかったです。そういう点でも「総合力のクラス」だなと。ソロを聴くのも少年合唱のコンサートの醍醐味の一つだから残念と言えば残念ですが(まあ残念がるのはAプロ聴いてからでも遅くないけれど)、合唱が良かったし、普段意外に聴くことの少ないユニゾンを比較的多く聴けたので、これはこれで良かったです。少年合唱のユニゾンの美しさは本当に比類ないですから。誇張表現ではなく心からそう思って書いております。

時々出だしがずれたり、P(ピアノ)で歌うときの音量調節が苦手なのか、「弱い」というより自信がなくておっかなびっくり声を出しているような輪郭のぼやけた消え入りそうな声になってしまったり(特にソプラノですね、「グリーン・スリーブス」の1番のソプラノだけのユニゾンとか、もっと声自体がしっかり出ていたら言うことなしなのにと思うことが再三ありました)とか、まあありますけれど、「DON!」に出演して「生熱唱」(という字幕が出たんですけれども、ウィーンの合唱と「熱唱」って、すごくミスマッチな感じが・・・。熱唱というのはロックやバラード歌っているときの渋谷さんみたいなのを言うんじゃ・・・)したときにちょっと気になった上高田少年合唱団が歌うテレビ主題歌的な合唱の“ほつれ”が生で聴いたらほとんどなく、またこのクラスは指揮者をよく見て指揮者の指揮に忠実に丁寧に歌うんですね、それもあって、全体的にムラが少なくどんなジャンルの曲も比較的高いレベルのものを聞かせてくれたので、かなり満足できました。

プログラムに関しては、シュトラウスが1曲のみ(「ウィーンの森の物語」)で、やらないと何かの違反になるかのごとく毎年やっていたオーストリア民謡(子供のダンス付き)やポルカ・シュネルが全くなし、あと伝統的にウィーンが歌っているドイツリートもなかったかな。食傷気味だった曲が軒並みなくなって嬉しいような、でもちょっとウィーンのプログラムとしてはそれは違うんじゃないかなと、まあ、わがまま全開の感想を持ったわけですけれども。それよりも世界の民謡が今回は私のツボにはまるものがあまりなかったのが残念でした(レバノン聖歌だけかな、ツボだったのは。演奏もとても素晴らしかった、感動的なまでに美しかったです)。そういえば、ほとんど恒例となっていた民謡での団員の打楽器演奏が今回はなかったです。団員の楽器演奏は1回だけピアノがありました。

お約束の歌がほとんどなかった代わりに、あまり聞かない曲を結構聴けたのはすごく嬉しかったですね。ビゼーの「カルメン」の中の歌とかメンデルスゾーンの「ひばりの歌」とか映画「コーラス」の挿入歌とかブラームスの「青春よ、金のように輝く青春よ」とか「グリーン・スリーブス」とかビクトリアの「ウナ・ホーラ」とか。特にブラームスの歌と「ウナ・ホーラ」は大好きなので、本当に嬉しかった。また、そのどれもが洗練された美しい歌声で、聴きたい曲を期待を裏切らない合唱で聴くことが出来て幸せでした。「浜千鳥」もとても良かった、発音はアレですが日本的な情緒がありました。

個々の団員に関して。一番ソロが多かった子はアルトの子で、やや太くはなっているものの綺麗な柔らかい美声で割りと高音まで無理なく出ていました。彼と同じアルトの子(多分)で、私が大好きだった2005年来日組のニコラスくんの歌声を彷彿とさせるクリーミーな上品な歌声の子も良かったです。アンコールで「サウンド・オブ・ミュージック」メドレーの2005年組短縮バージョンをやったのですが、それ聴くと結構ソロで歌える子がいそうなんですよね、なんであんなにソロがないのかなあ。

で、一番ソロの多かった少年は、最近のウィーンの公演でよくある煽りとかダンスとかソロの重唱があるたびその役を担うのですが、それはそれは真面目に全力でやっていて(ビゼーの「カルメン」のダンスなんか特に)好感度大だったのですが(絵に描いたような真面目な優等生タイプ。また顔が育ちの良さそうな上品な美少年heart01)、真面目すぎるのか、出番になると定位置である向かって右側の上段の左端からえらい勢いで出てくるんですね。で、その下、向かって右側の下段の左端には愛くるしい双子ちゃんが陣取っているのですが、この双子ちゃんがまたおっとりポヤンとした感じの可愛い子たちで、いつも上からすごい勢いで降りてくる優等生くんをよけきれず軽く吹っ飛ばされていました(初めてのBプロで慣れていないせいもあると思いますが。ちょっと全体的にまごまご、ごちゃごちゃしていました)。

あと、もはや当たり前になってきた感のある日本人団員、今年はケイシくんですか、昨年のシンタロウくんのように、数曲ごとにマイクで日本語で説明をしていました。シンタロウくんよりちょっと緊張している感じだったかな。そして、その都度、抜かりなくピアノの上に置いてあるマイクをケイシくんに渡す優等生くん。優等生くんは公演終了後のファンサービスにも顔見せをしていましたが(多分)、終始ニコニコと写真撮影に応じ、ここでは詳しく書きませんがちょっと観客の行動に失礼と思われるものがあったのですが、嫌な顔をせず、最後まで出来る子でした。

観客と言えば、今年も第一部は歌を歌いながらの入場だったのですが、今回は団員が入ってきたときからその歌を完全に歌い終わるまで一切の拍手がなくしっかりと歌を聴くことができました。昨年は、私にとって思い出の曲であり、なおかつウィーンも含めて少年合唱団によって歌われることがあまりない「サルヴェ・レジナ」が、せっかくプログラムに入っていてすごく楽しみにしていたのに、1曲目で入場しながら歌われ、どこの会場に行っても盛大な拍手で大部分がかき消されて一度もまともに聞くことができなくて悲しかったので、今回はしっかり聞けて嬉しかったです(曲は違うけど)。願わくば今年はどこ行ってもそうでありますように。

まあ、そんな具合に、かなり満足のいく公演でした。まだこれから何回か行く予定ですので、とても楽しみです。

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2009.12.30

2009年に行ったコンサート①

毎年11月から12月にかけて1度はクリスマスコンサートに行くのだけど、今年は少年合唱団の来日公演がなかったこともあって、久々に全く行きませんでした。今年のコンサートは8月の新潟のKAT-TUNのコンサートが最後のはずだったのですが(その後に舞台には行ったけど)、大晦日の関ジャニ∞のカウントダウンコンサートのチケットを譲っていただけたので、それが今年のコンサートのラスト(&来年の最初のコンサート)となることになりました。大阪には今まで3回行ったことがあるのですが、すべてジャニーズのコンサートまたは舞台を見るためで日帰りでした。今回は2泊して軽く大阪観光もするつもりなので、その意味でも楽しみです。

今年は忙しかったためにコンサートに行ってもブログに記録することができなかったので、ちょっとここで自分用にまとめ。

2月14日(土) JRockライブ(@武道館)

4月 9日(木) リベラ(@オーチャードホール)
4月10日(金) マックス・ツェンチッチリサイタル(@東京文化会館)
4月26日(日) ウィーン少年合唱団(@大田アプリコホール)
4月30日(木) JRockライブ(@SHIBUYA-AX)

5月 2日(土) ウィーン少年合唱団(@サントリーホール)
5月 9日(土) ウィーン少年合唱団(@ミューザ川崎)
5月19日(火) KAT-TUNコンサート(@東京ドーム)
5月20日(水) KAT-TUNコンサート(@東京ドーム)
5月22日(金) KAT-TUNコンサート(@東京ドーム)
5月23日(土) ウィーン少年合唱団(@みなとみらいホール)

6月 1日(月) 関ジャニ∞コンサート(@東京ドーム)
6月15日(月) KAT-TUNコンサート(@東京ドーム)
6月27日(土) 関ジャニ∞コンサート(@大分ビーコンプラザ)

7月18日(土) 関ジャニ∞コンサート(@石川産業会館)

8月15日(土) KAT-TUNコンサート(@新潟朱鷺メッセ)

9月22日(火) Dream Boys (@帝国劇場) 1部2部両公演

10月21日(水) Dream Boys (@梅田芸術劇場)

12月31日(木) カウントダウンコンサート(@京セラドーム)

渋谷すばるくんをまさしく2ヶ月に1度の頻度で生で見た聞いた1年でありました。後半クラシック系のコンサートにまったく行っていないなあ、そういえば。ちょっと以下、簡単にクラシック系コンサートのまとめを。

リベラは生とパクの合わせのように聞こえました、ジャニーズのようにソロは生で合唱はパクみたいな。もうほとんど覚えていないのだけど、エドくん?(ぽっちゃりしたあまり愛想のないややロン毛気味の子)の歌声が好きでした(前回の来日のときから好きだったと思う)。公演後のサイン会で、中央に座るミニベンくんのプロ根性に軽く感動しましたよ、自分はサイン会は並ばずに様子を見ていただけだったのですが、サイン会が進むにつれ疲れてきたミニベンくんが、前に並ぶ人が途切れるとふっとつらそうな表情を見せるのだけど、前に人が来ると速攻満面の笑顔で応対していて、「えらいなあ」と感心しました。

次の日のツェンチッチリサイタルは仕事で1曲目は聞くことができなかったのが残念でしたが、本当に素晴らしいリサイタルでした。こちらもよく覚えていないのでもしかしたら正しくないかもしれないですが、低音がいかにもカウンターテナー声だったのに対し、男の人にとって歌うのがよりきつくなるであろう高音の方が澄んだよく通るきれいな声で意外に思ったように記憶しております(声帯のメカニズム上意外なことなのかどうかはわかりませんが)。上手さやテクニックに関してはもうこれ以上望むものは何もないですね、この人は。ただ、良いか悪いかはおいといて、この人は、歌を表現するのに十分なテクニックを持ち、きちんと強弱・緩急つけて歌っていて、しっかり歌の世界を表現しようとしているにもかかわらず、ボーイソプラノ時代を彷彿とさせる、どこか淡白なそっけなさを感じさせる歌声だと思いました。時々ほぼ完璧に完成されていた少年時代のただその延長を聞いているように聞こえることがあり、天才少年のその後の姿としては若干の物足りなさを感じると同時に、ボーイソプラノのクールさが好きな自分にはそこに魅力を感じたりもしました。

今回は、服装は茶系・カーキ系の色でまとめたスーツだったし、頭もスキンヘッドではなかったので、見た目も良かったです。前回は内容は純クラシックなのに見た目はパンクだったからなあ。また、来年の4月に彼の生歌を聞けるので楽しみです。どうせ来るんだから、またリサイタルをやればいいのになあ。

あとはウィーン少年合唱団ですね、クラシック系だと。日本人のトップソリスト、シンタロウくん大活躍の。少年らしい声の、高音が無理なく出る(特に最初の方の公演)コアでしたね。特にAプロの世界の民謡が良かった。「ハクアリ」のシンタロウくんのソロがすごく良くて、何度でも聞きたいと思いました。ウィーンって、ポップスの選曲については「一言私に相談してくれないかな」と思うことが多いですが(何様)、民謡系の選曲のセンスは素晴らしい(というかまあ、私の好みにぴったり)。ポップスはね・・・、今回も彼らの歌い方にあまり合っていなくて、結果あまり上手く聞こえなくて残念というものが多かったような。

来年は、4月にマックスも出る「カルミナ・ブラーナ」、7月にトリノ王立劇場のオペラ「ラ・ボエーム」「椿姫」がすでにチケットを取ってあり行くことが決まっています。あとはウィーンですね。今年は少年合唱団が全然来なかったから、来年はたくさん来てほしいですよ。

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2009.11.11

2010年来日のウィーン少年合唱団はハイドン組

昨日TBSで放送されたウィーンの紀行もの番組はなかなか面白かったです、途中で電話がかかってきて後半見られませんでしたが。で、まあ、ウィーンといえば天使の歌声ということで、ひそかに期待したとおり、番組の冒頭で王宮礼拝堂で歌う彼らやアウガルテン宮殿での生活の様子が出てきました。王宮礼拝堂ではシューベルトのミサ曲とコダーイの「アヴェマリア」(多分)を歌っていましたが、アルトは結構良かったと思うのですが、ソプラノがいろいろな意味で大分弱かったですね、正直言うと。担当クラスはわからず。ここ数年毎年のように来日しているから、トップソリストかよほど印象に残る子でない限り記憶に残らないのです。アウガルテンでの歌のレッスン風景も出てきたのですが、それは今年の来日組のようです(カペルマイスターを見てそう判断。シンタロウくんがいなかったんですけど、もう退団してしまったのかな、ウィーンの公式サイトにコアごとに全団員の名前が載らなくなったので動向がつかめないです)。で、今年来日のマサヤくんと、ケイシくんという日本人団員のインタビューがありました。

そのケイシくんが来年来日するようですね。ジャパンアーツの公式サイトに、2010年来日組(ハイドン組)の情報が掲載されています。曲目も全部ではないですが発表されていて、あまり外れのないメンデルスゾーン(あくまで私見)が多いとか、大好きな「グリーンスリーブス」や「カルメン」が入っているとか、オーストリア民謡が入っていない(変更にならないことを願う太字)とか、いろいろ嬉しいです。これから発表される曲目が楽しみ。願わくばオーストリア民謡が(以下略)。

カペルマイスターのゼツェンさんは、2006年かな、アダム・ウロセビッチくんたちがいたクラスのカペさんでしたね。2006年組というと、声変わりがどんどん進んでいったアダムくんが、公演を重ねるごとにどんどん低音の旋律に担当が移っていきながらも必ず何らかのソロを任されていたのが印象に残っています。今年のクラスにも、彼のような看板団員がいますように。

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2009.07.13

残念いろいろ

昨日のドイツGP、ライコネンが例によって例のごとくだったという情報を得たので、例によってハードディスクに録画したまま未見であります。まあ以前からドイツにおけるレースとライコネンとの相性の悪さは、必然と言っていいほどの確実さで顕著に現れていましたけれど、今年のように「全レースが“ドイツにおけるレース”状態」だとなんと言いますか、いつものように「まあ、今回はドイツGPだったから」という慰めが使えないので救いようがなくて困ります(というか、ライコネンファン人生において、こんなにも“ドイツGP”に対する不安と恐怖が相対的に薄かった年はないです、結果はいつもどおりでしたが)。うーん、というか、実際には“ドイツにおけるレース”以下なことが多いような・・・(全部ではないけれど)、この人、確かにドイツでは結果はリタイア(もしくはそれ同然)が多かったけれど、スピードに関して言えば決して相性悪くなかったから(遠い目)。

あと、昨日はフェニックス少年合唱団の歌を比較的近い場所で無料で聞ける機会があって、自分も行こうと思えば行けたのに行かなかったのを、一日経った今もちょっと残念に思っている次第であります、それをこういうところで書いて何の意味があるんだと自分でも思いますが。ライコネンのレースと違ってこれは自分の一存に依るものだけに。一人で行った妹から感想聞きましたけれど、やっぱり自分の耳で聞いてみたかったなあ。実のところ、フェニックスについてはよく知らないのですが、指導しているのが92年来日のウィーン少年合唱団のカペルマイスターというところに興味をひかれているんですよ。歌声の美しさもさることながらその豊かな音楽性に大変惹き付けられた92年組の合唱を指揮したシュタンゲルベルガー氏が指導したのなら、あの音楽性に触れることが出来るかもしれないと思って。何しろ前も書いたと思うけれど、若干食傷気味のドイツリートやシュトラウスのワルツを、深い感激をもって食い入るように聞きましたから。まあ、私の感性と合っているということなんでしょうけれど・・。時々ほかの音楽を聴いていてもそういうことがありますけれど、なんといいますか、「この曲はこう演奏されるべき」演奏に感じられる、そういう合唱なんですよね、自分にとって92年組の合唱は。

まあ、でも家から出たくなかったんだから仕方がない。来週は石川まで関ジャニ聞きに行くし・・・。長野も行きたかったなあ、妹が長野公演に行ったのですが、マルちゃんがKAT-TUNの「ドンスト」歌ったそうですね(さびだけみたいだけど)、聞きたかったです。

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2009.05.12

ウィーン少年合唱団@はなまるマーケット’09

ウィーン少年合唱団がはなまるマーケットに出演したのを見たのでその感想を。ウィーンに関してはあれから2度(5/2と5/9)コンサートに行ったのでその感想も書きたいのだけど、時間がないのでとりあえず書けるものから。

ここ数年恒例になっているはなまるマーケット出演ですが、今回はシンタロウくんへのインタビューと、お約束の「日本でやりたいこと」だったかな、それを数人の団員に聞いただけで、あとは「浜辺の歌」1曲を歌いました。インタビューに答えているときのシンタロウくん、表情がどことなく外国人の子供の表情っぽいなあと思いました。彼は2005年来日組の公演を聞いてウィーンへの入団を希望したそうで。最初にウィーン少年合唱団員として来日公演に参加したカイくんは確か2004年来日組を聞いてでしたね、そういえば。先輩のカイくん、ヒビキくん同様、シンタロウくんも、落ち着いていて、でも愛敬があって可愛らしい子だと思いました。

「浜辺の歌」は、朝だからかちょっと本領発揮できていなかったなあ。2番はシンタロウくんのソロでしたが、あがってしまったのか、声量も安定感もコンサート会場で聴いたのと全然違っていたのが残念でした。「レディス4」に出たときのマニュエル・ヴァーニックくんをちょっと思い出しました(ヴァーニックくんの方がもっとコンサートのときとの差が激しかったですが)。

もっとテレビ番組に出演してほしいですよ。せっかく日本人がトップなのですから。まあまだ日があるので、期待して待っていますので、各テレビ局はよろしくお願いします。

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2009.04.27

ウィーン少年合唱団2009@大田区民ホール・アプリコ

今日の出勤が早いので(自分にしては)、今回もF1は見ていません。でもわれらがライコネンの0行進がやっと止まったらしいことは知っております、良かった良かった。このブログを始めて一番最初に書いた2004年のサンマリノGPを思い出しました。あのときも開幕3戦ノーポイントで4戦目にしてやっとポイントゲットできたんですよね。あのときはたしか1ポイント獲得だったんだけど、今回はもっとポイント数が多いからあの年のような流れにはならないと信じ込んでおります。

でもって、ブログを始めて2回目に書いたのがウィーン少年合唱団ネタだったんですけど、あの年から毎年来日公演をおこなっている彼らの歌を、昨日聞いてまいりました(大田区民ホール・アプリコ、Bプロ)。日本人がメンバーに入っているのがもはや当たり前になっているここ数年のウィーン少年合唱団ですが、今年のクラス(モーツァルト組)は日本人団員が2名、何よりトップソリストが日本人という、今まで以上に日本人がメインとなっているクラスでした。日本人がトップソリストだということは妹がどこかから仕入れてきた情報で知っていましたが、最初それを聞いたときにはちょっぴり複雑な思いを抱いたものです。スポーツの世界で日本人が国際進出するのは嬉しいことですが、ウィーン少年合唱団で日本人がメインをはるというのは私の求めるものではなかったので。

でも、コンサートが始まって最初の曲から聞こえていたソプラノの芯になっている高音までしっかり出る美声の持ち主が、途中のソロ曲でピアノのすぐ左隣にいた日本人少年のものだということがはっきりしたときは、本当に嬉しくてちょっと涙ぐみそうになりました(何しろもう若くないから)。日本の子がこんなウィーンの発声でトップで歌っているなんて・・・(感涙)。嬉しいだけじゃなくて、声の美しさでもちょっと涙ぐみそうになりました(何しろ以下略)。ウィーンのソプラノって、特にトップソリストの場合、マイルドで厚みのある女声的な声の子が多い印象がありますが、この子は、澄みきった、少年らしい透明感のあるちょっとエコーのかかったような声で、若干線の細さを感じますが、いかにも“ボーイソプラノ”な美しさがありました。技術的なことで言いますと、時々わかりやすく音を外したり、低音から高音に一気に上がっていく部分に無理があったりといったところはありましたが、発声がしっかりしていて声量があり、上記の技術的な欠点があるにもかかわらずなんか安定感がありました。ソロ曲の細かな音が続く部分もきちんと歌いこなせるなどテクニックもなかなかのものが感じられました(トリルは出来ないようでしたが)。高音が無理なく出るので、高音での盛り上がり部分は美しい声が会場にわーっと広がって圧巻でしたよ。

まあ、この子はあれですね、どうも動くものに反応してしまうタイプらしく、数曲ごとに前に出てきて曲紹介をしていたのですが、その最中であろうが、歌っている最中であろうが、何か動くとそっちを見てしまうようで、団員なり会場の観衆なりに何らかの動きがあるたびに彼の様子を見るとほぼ毎回そっちのほうをガン見状態でした。この注意力散漫がなくなれば音外しやとちりが大分減ってより完成度が高くなるような気がします。緊張もあってかとちりも多かったなあ(一見すると落ち着いていてまったく緊張しているようには見えないけど。安心して聞いていられます)、声が大きいから合唱の中でもはっきりわかるんですよね。でも、トータルで彼の歌が素晴らしかったから、こういう部分がなんだかお茶目でむしろ可愛らしく感じます。

ほかにも数人ソリストがいましたが、いずれも玉を転がすような可愛らしい細い声でした(特に第一アルトのトップの声は小鳥のさえずりのようでした)。彼らを聴いていると、最初は細く感じられたシンタロウくんの声が太く聞こえるくらいでした。

合唱もまたいつになく線が細かったです。ウィーンには珍しくアルトが声変わりをまったく感じさせない細い高めの声で、アルトだけで歌っている部分がソプラノパートが歌っているように聞こえるくらいでしたし、ソプラノは大黒柱が高音がきれいに出るので高音部分まで綺麗で、とにかく透明感のある美しい合唱でした。ところどころで声のバランスが悪くなったりバラバラ感があったりしましたが、声の透明感と相まって、「発展途上の逸材」という印象を受けました。

全体的に良かったですが、中でも宗教曲が良かったです。彼らの声質にも一番宗教曲が向いているような。知らない曲でも楽しめました。バッハのペルゴレージをパクッたような(言葉に気をつけなさい、自分)曲とかモーツァルトのカンタータとか素晴らしかったなあ、バッハの曲を聴いて「スターバトマーテル」を彼らの歌声で聴きたくなりましたよ。

そして日本の歌が最高に良かったです。特に「荒城の月」は本当に美しかった、素晴らしく美しかった、聴けて大満足です。ウィーン流の発声ときちんとした日本語の発音で歌われる「荒城の月」が聞けるなんて(感涙)。妹の言う「変な日本語の発音こそウィーン」というのにも同感ですが。

全体的に良い中で比較的イマイチだったのがポピュラーソング。特にスティングの歌ですね、彼らの歌い方がまったく適さないリズムの歌をなぜ歌わせるかなあ。どうせならバックストリート・ボーイズの同名の歌のほうがまだ合っていたと思うのだけど。あと、声に厚みがないせいかワルツもちょっと物足りなさがありました。

いろいろ言いましたけれど、個人的には何度も通いたくなったクラスでした。体調不良で途中退出の子が二人(うち一人は日本人の小さい子でした。小さい子だけどつらいのに根性でがんばっていましたよ。曲の途中で座り込んでしまうほどだったのに退場せずしばらくしてから立ち上がってがんばっていました。曲が終わっても出て行かないから大丈夫なのか心配していたら、ほかの子が出て行ったあとでやっと退場していました)いたほか、くしゃみをしている子が多かったので(ひのきか大田区の空気かわかりませんが)、体調管理だけは気をつけてこれからの公演をこなして行ってほしいなあと思いました。

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