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2010.05.03

ウィーン少年合唱団@ハーモニーホール座間 2010/5/1

もう5月ですね。相変わらず仕事で忙しい日々を送っております。そんな中、先月は3回、そして今月に入ってすでに1回、コンサートに行ってきました。少年合唱とクラシックとジャニーズ、と満遍なく。まずは今月1日に行ったウィーン少年合唱団@ハーモニーホール座間(Bプログラム)の感想から。

今年のクラスは一言で言うなら「総合力のクラス」という感じですね。例年のように合唱の核になり合唱を支配する絶対的なソリストがいるというのではなく、団員それぞれの声が没個性的に合唱の中に溶けこんでいる感じで、また全てのパートの声がバランス良く出ていて、なんといいますか、まとまりのある合唱でした。小柄な団員が多いせいか全体的に声が細く高めで、ソプラノは無理なく高音がきれいに出ていましたし、実は合唱の出来を左右するアルトパートも変声期のハスキー声になっておらず、全体的にレベルが高く美しい合唱を聞くことができました。60年代のCDの中で私が好きな歌声を思い出す声なんだなあ、今回の演目には入っていませんが、この子たちでメンデルスゾーンの「妖精の歌」が聴きたいなあと思いました。

いつになくソロの少ない構成で、第2部まで部分的なソロパートすらなく(Bプロはソロ曲がプログラムに入っているのですが、当日変更でそれもなしになっていました)、その後も、ほとんどが2~3、4人による多重唱、あってもワンフレーズ程度でした。その数少ないソロを聴いた感じではなかなか上手かったんですけれど、なぜか珍しいくらいソロが少なかったです。そういう点でも「総合力のクラス」だなと。ソロを聴くのも少年合唱のコンサートの醍醐味の一つだから残念と言えば残念ですが(まあ残念がるのはAプロ聴いてからでも遅くないけれど)、合唱が良かったし、普段意外に聴くことの少ないユニゾンを比較的多く聴けたので、これはこれで良かったです。少年合唱のユニゾンの美しさは本当に比類ないですから。誇張表現ではなく心からそう思って書いております。

時々出だしがずれたり、P(ピアノ)で歌うときの音量調節が苦手なのか、「弱い」というより自信がなくておっかなびっくり声を出しているような輪郭のぼやけた消え入りそうな声になってしまったり(特にソプラノですね、「グリーン・スリーブス」の1番のソプラノだけのユニゾンとか、もっと声自体がしっかり出ていたら言うことなしなのにと思うことが再三ありました)とか、まあありますけれど、「DON!」に出演して「生熱唱」(という字幕が出たんですけれども、ウィーンの合唱と「熱唱」って、すごくミスマッチな感じが・・・。熱唱というのはロックやバラード歌っているときの渋谷さんみたいなのを言うんじゃ・・・)したときにちょっと気になった上高田少年合唱団が歌うテレビ主題歌的な合唱の“ほつれ”が生で聴いたらほとんどなく、またこのクラスは指揮者をよく見て指揮者の指揮に忠実に丁寧に歌うんですね、それもあって、全体的にムラが少なくどんなジャンルの曲も比較的高いレベルのものを聞かせてくれたので、かなり満足できました。

プログラムに関しては、シュトラウスが1曲のみ(「ウィーンの森の物語」)で、やらないと何かの違反になるかのごとく毎年やっていたオーストリア民謡(子供のダンス付き)やポルカ・シュネルが全くなし、あと伝統的にウィーンが歌っているドイツリートもなかったかな。食傷気味だった曲が軒並みなくなって嬉しいような、でもちょっとウィーンのプログラムとしてはそれは違うんじゃないかなと、まあ、わがまま全開の感想を持ったわけですけれども。それよりも世界の民謡が今回は私のツボにはまるものがあまりなかったのが残念でした(レバノン聖歌だけかな、ツボだったのは。演奏もとても素晴らしかった、感動的なまでに美しかったです)。そういえば、ほとんど恒例となっていた民謡での団員の打楽器演奏が今回はなかったです。団員の楽器演奏は1回だけピアノがありました。

お約束の歌がほとんどなかった代わりに、あまり聞かない曲を結構聴けたのはすごく嬉しかったですね。ビゼーの「カルメン」の中の歌とかメンデルスゾーンの「ひばりの歌」とか映画「コーラス」の挿入歌とかブラームスの「青春よ、金のように輝く青春よ」とか「グリーン・スリーブス」とかビクトリアの「ウナ・ホーラ」とか。特にブラームスの歌と「ウナ・ホーラ」は大好きなので、本当に嬉しかった。また、そのどれもが洗練された美しい歌声で、聴きたい曲を期待を裏切らない合唱で聴くことが出来て幸せでした。「浜千鳥」もとても良かった、発音はアレですが日本的な情緒がありました。

個々の団員に関して。一番ソロが多かった子はアルトの子で、やや太くはなっているものの綺麗な柔らかい美声で割りと高音まで無理なく出ていました。彼と同じアルトの子(多分)で、私が大好きだった2005年来日組のニコラスくんの歌声を彷彿とさせるクリーミーな上品な歌声の子も良かったです。アンコールで「サウンド・オブ・ミュージック」メドレーの2005年組短縮バージョンをやったのですが、それ聴くと結構ソロで歌える子がいそうなんですよね、なんであんなにソロがないのかなあ。

で、一番ソロの多かった少年は、最近のウィーンの公演でよくある煽りとかダンスとかソロの重唱があるたびその役を担うのですが、それはそれは真面目に全力でやっていて(ビゼーの「カルメン」のダンスなんか特に)好感度大だったのですが(絵に描いたような真面目な優等生タイプ。また顔が育ちの良さそうな上品な美少年heart01)、真面目すぎるのか、出番になると定位置である向かって右側の上段の左端からえらい勢いで出てくるんですね。で、その下、向かって右側の下段の左端には愛くるしい双子ちゃんが陣取っているのですが、この双子ちゃんがまたおっとりポヤンとした感じの可愛い子たちで、いつも上からすごい勢いで降りてくる優等生くんをよけきれず軽く吹っ飛ばされていました(初めてのBプロで慣れていないせいもあると思いますが。ちょっと全体的にまごまご、ごちゃごちゃしていました)。

あと、もはや当たり前になってきた感のある日本人団員、今年はケイシくんですか、昨年のシンタロウくんのように、数曲ごとにマイクで日本語で説明をしていました。シンタロウくんよりちょっと緊張している感じだったかな。そして、その都度、抜かりなくピアノの上に置いてあるマイクをケイシくんに渡す優等生くん。優等生くんは公演終了後のファンサービスにも顔見せをしていましたが(多分)、終始ニコニコと写真撮影に応じ、ここでは詳しく書きませんがちょっと観客の行動に失礼と思われるものがあったのですが、嫌な顔をせず、最後まで出来る子でした。

観客と言えば、今年も第一部は歌を歌いながらの入場だったのですが、今回は団員が入ってきたときからその歌を完全に歌い終わるまで一切の拍手がなくしっかりと歌を聴くことができました。昨年は、私にとって思い出の曲であり、なおかつウィーンも含めて少年合唱団によって歌われることがあまりない「サルヴェ・レジナ」が、せっかくプログラムに入っていてすごく楽しみにしていたのに、1曲目で入場しながら歌われ、どこの会場に行っても盛大な拍手で大部分がかき消されて一度もまともに聞くことができなくて悲しかったので、今回はしっかり聞けて嬉しかったです(曲は違うけど)。願わくば今年はどこ行ってもそうでありますように。

まあ、そんな具合に、かなり満足のいく公演でした。まだこれから何回か行く予定ですので、とても楽しみです。

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コメント

初めまして。
素朴な疑問を調べていたらこちらのブログに行きつきました・・・。
右側下段の左端の栗毛カラーのちびっこちゃん、双子だったんですか~?
何か似てるなぁ・・・と思っていたら。笑
てっきりアジア系の子二人だけが双子かと思っていました(^-^ゞ

投稿: くにこ | 2010.06.14 22:32

くにこさん、初めまして、こんばんは。
大変お返事が遅くなりまして申し訳ありません。

このクラスは双子が2組いたみたいですね。プログラムを見るとまったく同じ生年月日の子が二人ずついました。栗毛の双子ちゃんは身長が明らかに違うから二卵性なのかな。どちらの双子もとても可愛かったですね♪

投稿: 雪の子キノコ | 2010.07.01 22:27

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