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2009.09.09

「ミヒャエル・ゾーヴァ展」

今日、横浜そごうのそごう美術館で開催されている「ミヒャエル・ゾーヴァ展」に行って来ました。例によって私にとっては初めてその存在を知る画家だったんですけれども、今日は午後半休をもらったので横浜で買っていなかったF1雑誌や女性誌を求めて本屋をはしごしているときに、そごうで宣伝のポスターを見てそれに載っている絵のタッチが気に入って急遽見にいったというわけです。

この人は現代の画家で、映画「アメリ」の中に出てくる絵や小道具のデザインを担当したり、同じく映画「ウォレスとグルミット」の背景のイメージを提供したり、はたまた母国ドイツの絵本の挿絵を描いたりといったサブカル的な分野でも活躍している人です。非常に緻密でリアルな静物画・風景画の中に、非現実的な形で動物や人間を入れ込み(電線に鳥のように豚がとまっていたり、波の高い海のど真ん中に1枚の小さな板の上に立って読書する男性が描かれていたり)、結果としてなんともシュールな世界をつくり出しています。個性的で面白いと言えば面白いのですが、それほどその世界観が私にとってツボでもなく好き嫌いを超越した衝撃的なものというわけでもない上に、展示してあるほとんどの絵が題材こそ違えど同じタッチ同じ世界観で描かれているものなので、後半は正直軽く飽きてしまいました。

ただ、絵のタッチはやはりかなり好きです。すごく細かくて写真のようにリアルなのに印象が柔らかい。絵の雰囲気も好きです、全体として薄暗くて、夜とか雨が降りそうな曇りとか雨の降ったあとのどんよりした天気とかそんな中での風景や光景を描いているイメージ。家の中の絵も、外の天気は今並べたような状態で、しかもどこかからうっすら差し込む光で部屋の中の様子が浮かび上がっているような絵が多くて、どことなく不安感を煽るような物寂しい風情がありました。個人的にはシュールな部分よりもそちらに惹かれました。

この人の写実的な風景描写の中でとりわけ気に入ったのが海というか波です。白い水しぶきが本当に美しく描かれていてなんだかキラキラして見え、なんか飽かず眺めてしまいました。海原を舞台にした絵をもっと見たいと思いました。

そういうわけでなんやかんや言って楽しんだということです。

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