« 「Hanako」にものすごいイケメンが7人載っているのでぜひ見てください | トップページ | ホンダ、F1撤退 »

2008.12.01

パリ木の十字架少年合唱団@伊勢原文化会館

行って来ました、8年ぶりのパリ木の十字架少年合唱団のコンサート(伊勢原文化会館)。8年前のパリ木の公演がとても良かっただけに、今回の来日組の歌のクオリティがどんなものかわくわくとドキドキの入り混じった気持ちで迎えた公演でしたが・・・。

本当に本当に素晴らしかったです。期待以上でした。次々に入れ替わるソリストたちがいずれ劣らぬ歌唱力の持ち主で、特にボーイソプラノの子たちは声も透明感のある美しい声の子ばかりで(声変わり期に入っているんじゃないかと思うような背の高い子も何人もいたんだけど、どの子も歌うと無理のないきれいなボーイソプラノなのです)、曲が変わって新しいソリストが前に出てきて歌うたび、「うわ、この子も上手い」「うわ、この子も素晴らしい」「うわ、またも逸材が」「うわ、この実力者を今まで温存してきたか」と感心しきりでした。あれだけたくさんの団員がソロを務めてそのどれもが普通に合唱団のトップソリストクラスであるというのは自分の行ったコンサートではなかったような。DVDやビデオを通して聞いた過去のコンサートでも滅多にないと思う、往年のウィーン少年合唱団でもあまりないように思います。あ、2001年のパリ木のコンサートはやっぱりソリスト陣が高いクオリティで均一の歌声を披露していたような気がします、そういえば。

今回、ポップス調の曲を、テナーパートの子がソロをとって2曲ほど歌ったのですが、これはこれで味があって非常に上手かった、なんとなくドラケンスバーグっぽかったです。男声部パート(テナーとバス)の子たちは、微妙な年齢(見た感じ声変わりが終わった直後のような年齢)にもかかわらず声のハスキー度がそれほど強くなくて、彼らの出す低音が甲高いソプラノをマイルドに包んで心地よかったです。結構どの合唱団でもこのパートがネックになることが多いのだけど、この子たちはそれがほとんどなかったです。ただ、合唱に関しては、アカペラオンリーでやっている彼ららしく素晴らしいハーモニーを聞かせてくれましたが、結構出だしのフライングが多く、時折声の大きさのバランスが崩れることもありました。まあ、だから合唱のレベルとしては特にほかと比べて抜きんでているというわけではないです、もちろん少年合唱としては十分満足できるものだけど。ソリストたちのレベルが本当に高くてそれのインパクトが大きいんだなあ。逆にこれだけの実力者そろえていたらもっとすごいハーモニーになってもおかしくないのにとも思いますが、あれかな、オールスターメンバー揃えていた頃のレアル・マドリードのようなものかな。

あと、すごく良かったのが、パリ木の歌い方がまったく変わっていなかったことです。あの金属音っぽい無機質な美声で、ロボットのように機械的に無表情に歌っていく、あの独特の歌い方(歌っている子たちはにこにこしていて表情豊かなんだけど)。おなじみの歌に関しては曲のアレンジや彼ら独特の変則的なリズムもほとんど変更がなくて(「クリスマス・イヴ」「モーツァルトの子守歌」など)、まさにパリ木のコンサートに来ているんだと実感しながら聞いていました。

先生も8年前と変わっていないのではないかな、女の先生でした。彼女が合唱指導をしているのか知りませんが(でも、子供との間に親近感と信頼関係があることを感じましたので彼女が担当しているのでしょう)、この伝統的なうたい方とクオリティを維持し続けるこの合唱団の合唱指導力に心底感心しました。

今回はプログラムがあったため、前回のように毎回曲が変わるごとに子供が前に出てきて曲のタイトルを言うということはありませんでしたが、節目節目で団員が入れ替わり立ち代わり前に出てきて非常にあやふやな日本語の挨拶をしていました。可愛かったです。

とにかく大満足のコンサートで、こんなに満足したのはいつ以来かという感じなのですが、客の入りが非常に少なかったのがなんとも残念というかもったいなかったです。私たちは1列目という気合十分の席だったのですが、後ろを見れば前方のブロックですら空席が目立ち、後方のブロックに至っては人がちらほらという感じでした。私が行った中ではマックス・ツェンチッチのソロリサイタル以来の、歌手の実力と集客数がつりあわなかったコンサートでした。あれではまた次に来日してくれるのは遠い先のことだろうな・・・(遠い目)。それでも一生懸命歌ってくれた彼らに申し訳ない気がしていつも買うプログラム(300円で安いと思ったら、コンサートによってはこれくらいただで配布してくれそうな薄いプログラムでした)のほかにグッズも買いました(クリアファイル)。今日はまあ伊勢原ですからある意味仕方ないかもしれませんが(すみません)、明日は東京ですから、もっと人が入っているといいなあと思います。

自分は明日も行くので曲の感想は次回書きます。

|

« 「Hanako」にものすごいイケメンが7人載っているのでぜひ見てください | トップページ | ホンダ、F1撤退 »

コメント

はじめまして、こんにちは。以前からこちらのブログへはよくお邪魔してはいるものの、コメントさせていただくのは今回が初めてです。「はじめまして」といいながらも、多分去年、「杜のホールはしもと」での「ボニ・プエリ」のコンサートの時近くに座っていたと思われます。もしかするとお隣だったかもしれません。

あ、前置きが長くなりました。では本題へ。
パリ木、良かったようですね。久しぶりの来日だというのに、関西での公演がなかったので(そしてパリ木の為にそちらまで足を運ぶほどの行動力はなかったので)行けませんでした。指揮者は女性だったのですね。私が唯一行った公演は、自分でも驚くことに、11年前で、指揮者はロドルフ・ピエールポンさんでした。ところで・・・↓

>女の先生でした。彼女が合唱指導をしているのか知りませんが(でも、子供との間に親近感と信頼関係があることを感じましたので彼女が担当しているのでしょう)


ということですが、この映像↓の先生でしょうか?
http://www.jds.tv/html/main.php?page=visualiser&directtodocument=3&id_video=331

ではでは、長くなりましたがこの辺で失礼します。

投稿: Миюки | 2008.12.02 23:53

Миюкиさん(ロシア語でしょうか)、はじめまして、こんにちは。
コメントありがとうございます。
「ボニ・プエリ」コンサートでは知らないうちにお会いしていたのですね。お隣だったかもしれないこともさることながら、あのひときわ小さくてローカルなホールで、というのにびっくりです。関西在住でいらっしゃるのでしたらなおのこと。

パリ木良かったです。結局関東での3公演だけだったのでしょうか。もったいないです、本当に。12月下旬にBS朝日でコンサートの模様が放送されるそうですので、もしごらんになれるのでしたら、ぜひぜひ。

女性指揮者の方は、そうです、その映像の女性です。本文でも書きましたが、多分、2001年来日時もその方が指揮者だったと思います(少なくとも女性の指揮者でした)。ちなみに、その一つ前の1999年の来日公演のときは男性の指揮者でした(テレビ放送で見たところによると)。もしかしたら、11年前の来日公演で指揮をしていたロドルフ・ピエールポンさんかもしれません(長身で細身のちょっと女性っぽい仕種の方)。私は2001年の来日公演が最初のパリ木だったので、ちょっとよくわかりませんが・・・。

先生を確認するために貼ってくださった映像、とても良いですね。ありがとうございます♪コメントもありがとうございました。

投稿: 雪の子キノコ | 2008.12.03 22:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30221/43282487

この記事へのトラックバック一覧です: パリ木の十字架少年合唱団@伊勢原文化会館:

« 「Hanako」にものすごいイケメンが7人載っているのでぜひ見てください | トップページ | ホンダ、F1撤退 »