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2008.06.16

ウィーン少年合唱団@東京オペラシティ

今年もたくさんの老若男女を楽しませたウィーン少年合唱団の子たちも、今はもうアウガルテンに着いたところでしょうか。今年はまた極端にテレビ露出が少なくて残念でしたが、コンサートを楽しませてくれたコアということで、自分の心の中には彼らの姿がしっかり録画保存されております(メモリーがおかしいからすぐとびそうで恐いけど)。

さて、14日に東京オペラシティコンサートホールで行われたウィーン少年合唱団のコンサートの感想です。今季3度目のBプロ。自分にとっては今年のクラス最後の公演だったのですが、とても満足できるコンサートで、それが締めとなってとても良かったと思います。

公演日程を見ると今回は1週間近く空いてのコンサートだったようで、そのせいか、団員の合唱がまた以前のクオリティを取り戻していました。今回は「ハンガリー万歳」も「流浪の民」も一般道走行の速さ(「流浪の民」は保土ヶ谷バイパスくらいの速さでしたが。と超ローカルネタを意味もなく出してみる)でしたし、団員の国籍紹介もありました。オーストリア民謡の「雪が溶けて緑が萌え出て」のときの観客の手拍子への拍手返しもやってくれました。

今回は1階の前から9列目の座席で、傾斜のほとんどついていないオペラシティの1階席では前の座席の人の頭でステージが見えにくいという難点はありましたが、それでも今年のウィーンのコンサートでは一番ステージがよく見える席でした。おかげで子供たちの表情まで見えて楽しかったです。もう、自分、良い年して恥ずかしい限りですが、今年のクラス1の美少年グレゴールくんガン見状態でした。いや、素敵ですね、彼は。歴代ナンバー1美形というわけではないんだけれど、美しい上にどことなくお坊ちゃんぽい品がある(実際のところは知りませんが)。プログラム前半は若干表情が固かったですが、後半はニコニコしていて可愛かったです。

とまあ、そんな具合に表情がよく見える席で、「カルミナ・ブラーナ」でルーベルトくんがニヤニヤしていたのはなぜだろうとか余計な雑念にとらわれつつ見ていたのですが、おかげでどのパートが声を出しているのかもよくわかりましたし、そんな距離だと誰の声かもわかりやすかったです(正しく認識できているかは自信ありませんが)。「スターバト・マーテル」やフォーレの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」など、アルトの歌声が少年らしい澄んだ綺麗な声でソプラノに負けない存在感と美しさで聞こえてくる歌では、普段第1ソプラノの位置にいるモーリッツくんとチェロくん(ティルマンくん?)がアルトパートに加わっているというのもわかりました(正確に言うと、初めて今回わかったのは「アヴェ・ヴェルム・コルプス」だけなんだけど。「スターバト・マーテル」は二人ともアルトに移動するので前回のコンサートでわかりました)。もっとも、この二人が加わっていない歌でもいくつかアルトの歌声がすごくきれいで良かった曲がありましたので(「皇帝円舞曲」など)、こういう書き方は語弊がありますね(ただこの場合、カヨーデくん頼みのことが多いけど)。コンサートに行くたびごちゃごちゃ言っていましたけど、今年のクラスのアルトは近年の中ではかなり良い方ではないかという結論に達しました、特に第1アルト(ムラがありますが)。こういうのがわかったのも、やっぱり近い席ゆえですので、やっぱり近い席で見る(聞く)のが一番ですね、コンサートは。ルーベルトくんを擁する第2ソプラノもかなり良いと今回分かりました、いや、うすうすわかっていたけど、はっきりしました。

今回はですね、モーツァルトの「魔笛」から、withタミーノの歌(タイトル知らないです)を前半に、そして後半には、withパミーナの歌(「アンダンテ」とかなんとか言っていました)をやってくれましたhappy02
どちらも三人の童子はグレゴールくん、ティルマンくん(もしかしたらwithタミーノは違う子だったかも)、カヨーデくんで、タミーノはイコチェアさんが、パミーナはマヌエルくんが担当していました(どうでもいいけど、withタミーノの曲でイコチェアさんが歌いだしたら、グレゴールくんがにやっと笑ったのがおかしかったです)。「アンダンテ」は、途中のパミーナが自殺を図ろうとして童子たちが止める部分の実演つき。マヌエルくんが声量が段違いなので、大人のソプラノがパミーナを演じているときと変わらない声の力関係でした。ただ、やはりパミーナはちょっと難しかったかな、でもよくがんばっていましたし、高音がとても綺麗で女の子の声のようでした。カヨーデくん、ティルマンくんとも、声がしっかり出ていました、二人ともいかにもボーイソプラノな可愛いよくとおる声でとても良かったです。

が、実を言うと、三人の童子の合唱で一番自分が注意して聴いていたのはグレゴールくんでした。上の流れから、あの麗しの美貌に捕らわれてのことだろうと思われるかもしれませんが、それはまあ、否定しませんけれども、なんというか、ドキドキするんですね、彼の歌は、ちゃんと声が出るか心配で(特に低音から高音に一気にかけあがるとき)。スピリチュアルソングのときなんか、もう他人事ながらばくばくですよ。

でも、「魔笛」のwithタミーノもwithパミーナも、グレゴールくんはさすがウィーンの歌唱力を見せてくれたと思います。ちょっとwithパミーナの曲では軽く本来の走行ラインを外した走りを見せている部分もありましたし(しかし、走行ラインをまったく外さない走りなんてものはF1ならミハエル・シューマッハ、ウィーン少年合唱団ならマックス・ツェンチッチくらいしか出来ないのですから、いいのです、それは)、やっぱり高音がたよりなげでしたが、全体的な声の大きさはよくとおる声のカヨーデくん、ティルマンくんに決して負けていなかったですし、早口部分も軽やかに、細部まで丁寧にしなやかに歌っていて、何よりいつも言っていることですが、発声とか声の響かせ方がまさにウィーン少年合唱団ならではのもので、とても良かったです。

グリーンホール相模大野でのコンサートについて書いた際に、彼の歌を「直線的」と表現しましたが、訂正します。まあ、自分でも書いていてちょっと違和感があったのですが、結局、スピリチュアルソングが彼には合っていないだけなんですよね(今回もスピリチュアルソングは下手な絶叫マシーンよりよっぽどドキドキしながら聞いていました)。直線的な歌い方の人が、「魔笛」を流すことなく細部まできちんと歌うことはできないですから。今回は「パニス・アンジェリクス」のソロ(ヒビキくんが前は担当していた1番)も担当していましたがこれも上手で、純粋に技術の点だけで見ると、このクラスで一番上手いのはこの子のような気がします。みなとみらいでのコンサートのときに、シュッツの歌で、三人のソリスト以外の選抜組の中にすごく上手な子がいて、「ハレルヤ」の掛け合いのところでのその「ハレルヤ」に惚れたのですが、それも今回の座席のおかげでグレゴールくんだとわかりました、ビバ、この座席!そうじゃなくて、惜しいなあ、もうちょっと声が高音まですんなり出さえすればなあ、と思います。シュッツは今回のコンサートが一番良かったような気がします。一方で後半最初の頃のシューベルトはみなとみらいのときのほうが良かったかな。ついでに言うと、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」と「スターバト・マーテル」は今回も素晴らしかったです、特に「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の冒頭のソプラノは神。「スターバト・マーテル」はみなとみらいでは2曲でしたが、今回は3曲歌っていました。

今回(というか、先週のグリーンホールのときもそうだったので、今月に入ってから、の方が正確かも)、随分とソロがグレゴールくん押しでした(マヌエルくんは別にして)。グレゴールくんの歌声は上述のように私の好きなタイプなので嬉しいんですけれど、ルーベルトくん、モーリッツくんの歌声も好きなので、彼らのソロももう少し聴きたかったとも思います。あと、ヒビキくんも。「パニス・アンジェリクス」、多分、技術的な上手さはグレゴールくんのほうが上だと思いますが、彼も充分に上手いし声もきれいに伸びますから、ここは彼の担当のままにしてほしかったなあ。特に「ねむの木の子守唄」の短いソロがとても良かったんですよ、今回、いつも以上に。それだけにね。あと、今回は「皇帝円舞曲」の冒頭の「ラララ」を、ファレンティンくん?が歌っていました。彼のソロを聴くのは初めてだったんだけど、ちょっとたよりなげで可愛らしい歌声でした。いつも全身でがんばって歌っていた子だったからソロはなくても印象に残っていました。ちょっとはにかんだ笑顔で歌っていて可愛かったです。

マヌエルくんはいつもどおりよくがんばっていました。スピリチュアルでのソロが特に良かったです、低音の歌声がかっこよかった。

マヌエルくんといえば、今回、公演終了後に何人かの団員が出てきてくれて、マヌエルくんがその中にいたのですが(あと、ヒビキくんも)、マヌエルくんはもう本当に良い子。疲れているだろうにずっとあの人懐っこい笑顔を絶やさず、話しかけてくるファンの人に何度も頭を下げていて、まったくどこから見ても正真正銘の良い子だなあと思いました。あれですね、日本人に生まれていたら、小学生のときから女子を「さん」付けで呼ぶタイプですよね、きっと。スピリチュアルソングでグレゴールくんとペアを組んでいる団員(ルイスくんかな)も間近で見ましたが、まあ、非の打ち所のない整った顔立ちでした。

一緒に付き添いの先生が出てきたんですけど、彼はあれですよね、96年来日組の子が出ているクリスマスソングのイメージDVDに出てくる元団員ですよね、顔がまんまですから。背の高さと子供に負けない肌のきれいさにびっくりしました。ファンサービスから戻るときに彼が子供たちの名前を呼びながら移動してきていつの間にか真後ろにきていて、あまりの至近距離に顔を見られなかったんですけど(妹はばっちり見て「肌がきれい」と感心していました)、おかげで、彼にドイツ出身の子(カスパーくんと思われる)が子供らしい奇声を上げながら抱きついていくというほほえましい光景をまさに目の前で見ることができました。

話が前後しますが、アンコールは2曲だけでした。例によって「浜辺の歌」と「アルゴリズムマーチ」。そして、最後に大きな色紙を前列の団員たちが一人ひとり持って出てきて、それを左側の子から順に表に返していきました。色紙には一枚につき一文字ずつ書かれていて、つなげて読むと「また来年会いましょう」(多分。何しろメモリーが)というメッセージになっていました。妹が「うわあ、来年の宣伝しているのを初めて見た」と言っていました。だめだな、大人ってヤツになっちゃっているな、妹は(まあ、充分年齢は成人年齢ですが)。

・・・なんか無駄に長い割に内容がないですが、まあ、こんなところです。久しぶりに飽きもせず行けるだけ行きたいと思ったクラスでした。

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