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2007.12.13

ボニ・プエリのコンサートに行ってきました

ちょっと日がたちましたが、今週の月曜日ですね、12月10日に、東京カテドラル聖マリア大聖堂に、チェコの少年合唱団ボニ・プエリのコンサートを聴きに行きました。

ボニ・プエリのコンサートの話の前に、この東京カテドラル聖マリア大聖堂のことについてなのですが、ここ、何かとコンサートに使われているようですが、本当の教会なんですね。現地に着いたときにすでに暗かったので外観ははっきりわかりませんでしたが、中から見ると、巨大な三角錐の形になっていて、灰色がかった色合いの木の板がびっしり貼られた壁がそのまま上の方で屋根になっていました。ちょっと雰囲気が、未来物のSFに出てくる「大規模な核戦争で地球上が荒廃しきったあと、生き残った人類が篭っている地下のシェルター」っぽかったです。同行した妹に「そんな感じがしない?」と言ったら、「全然」とか「そうだね」とかではなく、「イマイチ」という返事が返ってきました。別に上手いことを言おうとしたわけではないんだけど。

それはそれとして、本物の教会なので、座席が木のベンチなんですね、ちゃんと目の前に聖書を置く台とお祈りのときにひざまずく台がある。お尻が痛くなるのではないかと心配しましたがそうなることもなく(この公演だけ第2部がない特別なプログラムで短めだったからかも)、ガンガンに暖房がきいていたので快適にコンサートを楽しめました(普段は寒いのか、各座席にカイロが置いてありましたが)。トイレが教会内になくて、外まで行かなければならず、待っている間寒い思いをしましたが、それ以外は問題なく(あ、あと、ちゃんとした舞台があるわけではないので彼らの位置が低いし、座席も後ろに行くほど高くなるわけではないので、後方の席だと前の人の頭で彼らの姿が見えにくいです)、こういう教会でのコンサートも良いなあと思いました。特にクリスマスコンサートの場合、教会だと雰囲気が出ますから。普通のコンサート会場だったらステージ脇の扉から演奏者が登場しそこに帰っていくわけですが、教会ですからそんな作りになっているわけはなく、入退場とも客席を通っていくのも良かったです。小さくて可愛かった。

やっとコンサートの話に入ります。自分にとっては2002年以来のボニ・プエリ。今回も、声変わり前と後の二人の少年が何回か端のマイクのところに来て、日本語でMCをやっていました。今回の方が積極的に笑いを取りに行っていて、片言の日本語の可愛らしさとあいまって、観客にかなりうけていました。

彼らの合唱はですね、私の中では一言で言って「粗削りなパリ木」という感じでした。ソプラノパートの発声がパリ木に近かったような気がする。声は全体的に良いと思うのだけど(ただ、テノールパートは発声に難儀している感じでした。でも、10代後半から20代前半の子たちにこのパートをきれいな声で歌えというのはきついと思うので仕方ないと思います。バリトンパートはきれいな声だったし、思ったよりも上手でした)、基本的に歌い方にメリハリがなく(だから素人っぽく聞こえるんですよね、いかにも若い男の子たちの歌って感じがして良いとも言えますが)、歌のテンポが速めにしてあるものが多いせいか多少乱暴な歌い方になってしまっていることが多かったです。

ただですね、この合唱団、曲によって出来不出来がえらく変わりまして(時々同じ歌の中で1番と2番で出来不出来が変わったりもしていました)、良い出来のときはかなり良かったです。私がかなり感心したのがヘンデルの「ハレルヤ」。この曲、満足できる出来の合唱になかなかお目にかかれないんですよね、かなりレベルの高い合唱団でもこれはイマイチだったりすることが多くて。高音部分が大体においてネックになっているように思うのですが、ボニ・プエリのソプラノの子たちは最高音まできちんと出していまして、またその声がマイルドな美声でとても良かったのです。この曲に限らず、地声っぽくなってしまう中途半端な高音よりも、しっかりはっきり高い音の方が、柔らかいソプラノ声がふわっと響いて、とても耳に心地よく、また自然に上手に歌えていました。「アヴェ・ヴェルム・コルプス」も良かったなあ。「天使のパン」も良かった。

この「天使のパン」で初めてはっきりソロパートがあったのですが、ソロの歌声が結構ツボでした。緊張しているのか、各フレーズの入りがか細く不安定になってしまうのですが、声を伸ばしたときに力強さと安定感がありました。声もくせのない素朴なボーイソプラノで良かったです。この子は、パイプオルガンが置いてある後方の中2階のバルコニーで歌っていました。歌い終わったらものすごい勢いで1階の舞台に戻ってきて、ぴょこんとお辞儀してかわいかったです。

他に・・・。「モルダウ」を全部日本語歌詞で歌っていました。ちゃんと暗記して歌っていてえらかったけど(確かこの歌に限らず全曲歌詞を見ずに歌っていたと思います)、せっかくだから本場の歌詞で歌って欲しかったなあ、理解できなくても。あと、クリスマスコンサートということで、MC担当の二人が、いろいろな国の言葉(ドイツ語、スペイン語、英語、あと一つがわからなかった)でクリスマスの挨拶を言った後で、「でもここは日本だから・・・」「(団員全員で)メリー・クリスマス!」と言ったのは、仕方ないことなんだけど、ちょっと腑に落ちませんでした(笑)。「きよしこの夜」は1番英語(ソロ)、2番ドイツ語、で3番日本語でした。アンコールは4曲くらいでした。

まあ、なんやかんや言いましたが、楽しいコンサートでした。みんな可愛かったし。今週の土曜日にまた行くのですが、楽しみです。今回は会場の音響がいいんだか悪いんだか、ちょっとお風呂効果があったようにも思ったので、今度のホールではどう聞こえるか、それも楽しみです。

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