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2006.08.19

天体話を書いていたらいつの間にか戦争話に

おとといの産経新聞を昨日読んで知ったのですが、なんか惑星の定義の新たな案が国際天文学連合(IAU)総会とかいうところで提出されて、これがそのまま承認されるとなると、現在の9惑星に加えて、3もしくは15の天体が惑星に昇格することになるのだそうです。一応ソース。まあ、これが現実のものとなったとしても、即学校の理科の授業の内容が変わることはないと思いますが、まあ、一般論として、後の時代になるほどいろいろ発見されたり解明されたりして、学校で習うことが広範かつ複雑になって後の時代になるほど学生は大変だと思います(今の学校でどういうこと習うかわからないので単なる思い込み)。

昔、高校生の頃、戦没学徒兵の遺稿を集めた有名な「きけわだつみのこえ」を読みまして、自分より6、7歳しか年上ではない学徒兵たちの教養の深さに心底感心し、そのときの自分の教養レベルと比較して、あと6、7年で彼らの知性に追いつくことは到底無理だと悟り、それならばともっぱらミーハー道に生きることに決めて今日に至るわけなのですが、思えば、彼らは当然のことながら戦後史は一切習わないわけだし(まあ、授業数の限界で自分も戦後史は学校ではろくに習わなかったけど)、岩宿遺跡とか存在したのは昔からでも見つかったのは戦後みたいなものは習わないわけだし、数学とかだって今の方が高度になっているわけだし(多分)、それ思うと、まああれですよ、現代っ子は学校で習うことが莫大なので、学校で習う以上の深い知的教養を身につけるヒマがないということです。常に自分は間違った方向でポジティブです(というか論理的におかしいような気がするけど、気のせいだとしておきます)。

その前に、「きけわだつみのこえ」の感想としてこれはどうなのかという内容ですが、まあ、こんなこと書いていますけど、でも、本当に当時(いや、今もだけど)読んでいていろいろな点で感動し、涙しました。あの頃は、毎晩、寝る前に読んでいて、丸暗記まではいかないけれど、文の一部分を読めばたいていだれの文章かわかるくらいには頭に入っていたくらいで、ある意味私にとっては聖書でしたね、彼らの文章を読むことによって、自分としてはかなり自分のわがままを律することが出来たように思います(親視点だと異論がありそうですが)。

もし読んだことがない方がいるのでしたら、ぜひ一度読むことをお薦めします。この本から得られるものは戦争の悲惨さや平和の大切さだけではないですから。学徒兵の遺稿集にはこの「きけわだつみのこえ」以外にも、「はるかなる山河に」「雲ながるる果てに」「ああ、同期の桜」などいろいろありますが、個人的には掲載されている人の価値観や在籍・出身学校が一番バラエティに富んでいるのは「きけわだつみのこえ」だと思いますので、とりあえずこれを読むのが良いように思います。「雲ながるる果てに」や「同期の桜」もすさまじく泣けますよ、特攻戦死の人たちの文章が多いので余計に。

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