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2006.07.16

音楽ネタをいくつか

なにか、攻撃的なまでに暑い今日この頃ですね。とてもまともなタイトルを考える気力が出ません。というか、タイトル考えるの苦手です。

先ほど教育テレビの「芸術劇場」という番組冒頭で、今、ウィーン国立歌劇場の屋上特設テント劇場で子供のためのオペラ「バスティアンとバスティエンヌ」が上演されているという話をしていました。ながら見だし、扇風機の音でよくナレーションが聞こえなかったので、観劇した子供が「ちょっと衣装が近代的すぎる」とか「これは愛についての曲だと思う」(なんかもう早くもうろ覚え)とかなんか一丁前の発言をしていたことと、VTRでレポを見ていたスタジオゲストのドイツ文学者の感想がオペラを見に来た子供たちがかわいいという1点にほぼ絞られていたということしか、印象に残っていません。いや、自分も彼に同感ですが。

でもあれですね、「でも」とか逆接使ってますけど別に特に意味はないですが、幼い子供たちが熱心にオペラを見ているのを見ると、やっぱり音楽の都ウィーンではクラシック音楽が当たり前のように日常生活の中に根差しているんだな、と改めて思います。昔、ウィーン少年合唱団の98年組が来日した年、まあ一言で言うと98年に、ってことなんですが、オーストリアに旅行に行ったことがありまして、ザルツブルクにあるモーツァルトの生家を見学したのですが、そこにモーツァルトの一生を説明したフィルムだかモーツァルトの曲を演奏しているフィルムだか忘れましたが(私はそのコーナーをナチュラルに素通りしましたので)とにかくそういったものを上映しているコーナーがあって、未就学児、せいぜい小学校の1、2年生くらいの男の子たちが数人おとなしく座って視聴している様を見て「さすがウィーンの子供たちだ」とうちの母親が感心していたものですが、かつてうっかり幼い娘をクラシックの演奏会に連れて行ったら、1曲目で速攻飽きた娘に演奏会の間中のべつまくなしくねくね動かれたという経験を持つ彼女の目にはことさらに印象的に映ったんだろうなと思います、どうでもいいことですが。まあ、私だって、今だったらおとなしく座っていますよ、目が開いているかどうかは別ですが。

そんな私も、14日の日に東京オペラシティコンサートホールにゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラのバロック・コンサートを聴きに行くまでに成長しました。本当のところは、私はゲスト出演の森麻季さんの歌を聴きに行ったのですが。森さんの声、艶っぽくて好きです。この人、お辞儀など身のこなしが上品で、腰は低いのに卑屈な感じがなく、とても見ていて気持ちが良かったです。黒を基調とした2種類のドレスを着たのですが、どちらも素敵で(結婚式のお色直しに良さそうだと思いました)よく似合っていました。

合唱なしのモーツァルトの「ラウダーテ・ドミニム」を聴くのは初めてだったのですが(合唱部分もオーケストラが演奏。ソリストパートのみ、森さんが担当)、自分は合唱があるほうが好きですね。ソロが一段落したところに、合唱が静かにふわーっと入ってくるのが好きなので。あの部分、特に上手い合唱だとぞくぞくします、もちろん良い意味で。森さんのソプラノ付きの曲は楽しかったですが、楽器演奏のみの曲目は、正直退屈しました。なんだかすべてが淡々としていて。アンコールの「G線上のアリア」もなんかちゃっちゃかちゃっちゃか進んでいったなあ、そういえば。自分はクラシック初心者なので、バロック音楽の演奏というのはそういうものなのか知りませんが。

「バスティアンとバスティエンヌ」に話を戻しますと、「バスティアンとバスティエンヌ」はウィーン少年合唱団のCDで聴いたことがあるくらいなのですが、このCDはかなり気に入っています。86年に来日したゲオルグ・ニグルくんがバスティアンを担当した86年録音ヴァージョンと、コラ役の少年の気合がすごい(歌もすごく上手)1950年代録音ヴァージョンを聴いたことがありますが、両方とも大好きです。両CDは、特にバスティエンヌを歌った少年の歌い方に明瞭な違いがあるように思うのですが、優しくふわっと歌う1950年代の少年の歌い方も、きりりとした歌い方をする86年のドミニク・オリーシュニッヒ少年の歌い方も、それぞれに大好きですし、聴き比べるとバスティエンヌの性格が全然違うように感じられるのが面白いです(あくまで私見)。

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