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2006.05.29

2006F1モナコGP

今回のレースは、というか、今回も、ライコネンファンとしてはもう、心中穏やかではないレースでしたが、というか心中荒れ狂っておりますが、まあ、仕方がない。リタイアしたときのえらい落ち着きぶりに、2004年シーズンの暴れっぷりがなくてほっとするような、ちょっと寂しいような気がしましたね。リタイア後のヨットでのくつろぎ光景についてもちょっとそんな相反する感情を抱きましたよ、まだレース残り16周ある時点で、今までそのレースに出ていたプロがもうそんなバカンスモードになっているところを映されてよいのか(さすがに表情は厳しかったけど)、でもちょっとおいしいもの見させてもらったような気がしないでもない、そんな具合です。

まあそんなことはどうでもいいのですが、とりあえず、今回のグランプリは結果はともかくとして、ライコネンファンとしては、久しぶりにかっこいいライコネンを見られて、そこのところは結構楽しかったですね。予選・決勝ともに速かったし、ウェバーをオーバーテイクし、終始アロンソとバトルし、本当リタイアするまでは良い夢見られました(涙)。もうちょっとこの際だから言いますよ、マシンの性能差が最も反映されるカタロニアサーキットで完敗だったにもかかわらず、ドライバーズサーキットであるモナコであれだけの速さを見せたのはやはりドライバーの腕が素晴らしいからではないかと(モントーヤともども)。・・・自分でもいろいろ異論・反論思いつきますが、F1に関しては夢の世界に生きることにしましたので、全て却下(なんだか眠いせいか書いていることが変だな、眠いせいだけかわかりませんが)。

今回のレースで一番良かったのは、あれですね、クルサードの久しぶりの表彰台です。よく覚えていないので不確かですが、2003年の日本以来では・・・。地上波では終盤、トゥルーリの離脱でにわかに注目されて一瞬でシューマッハにスポットライトを奪われていたように思うのですが、自分はそれだけを楽しみにレースを見続けました。さすがモナコ2勝のドライバーですね。地上波は久々の人の記者会見は省略しないようにお願いしますよ。

あと今回はウェバーも良かったです。予選3位も決して軽かったわけでもなかったし、決勝でもマクラーレンのモントーヤをも引き離すよいペースだったのに、本当に残念。コスワースのエンジン、メルセデスの良きライバルですね。

そして、ミハエル・シューマッハも怒涛の追い上げ、かっこ良かったです。予選タイム取り消しがなかったらと思うと残念ですが、まあ、仕方がないですね。まあ何が真実かはわからないけど・・・(でも予選後のインタビュー映像を見て「これはわざとかも・・・」と思いましたが。なんかこう、怪しかったです、コメントするミハエルさんの表情が)。

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2006.05.25

モナコGPの始まりですね

今週末に決勝が行われるモナコGP、もうすでにフリーが始まったわけですが、早速フリー1回目に、ライコネンのマシンのお尻から煙が出て、ライコネン自ら消火器でマシンからの出火を消したという情報を目にしたときには、一気にモナコGPのわくわく感が吹っ飛びましたよ・・・。まあ、エンジントラブルではなく、配線が燃えたとかいうことで、エンジン交換はないらしいので、ホッとしましたが。どうでもいいですけど、今年のライコネンのヘルメットのモナコ用デザインが、なんか、前から見ると何とか戦隊何とかマンだとか何とかレンジャーのレッドの頭部みたい。後ろはまたえらくいろんなものが描かれてますね、なんだか知りませんが。

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おまけ:アイスマン inアイスカー
寒そう・・・。いつものシュタインメッツのイベントですね。今年はステアリングにダイアモンドをあしらうそうで。もうあのマシンはどこもかしこもギンギラギンですね。


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2006.05.20

無題

今週は、人が目の前で車にはねられるまさにその瞬間を目撃したり、新しい勤務地になって2ヶ月たたないうちに遅刻をかましたりと、プチ波乱の1週間でした。はねられた人は見たところ外傷はなく、普通に歩けるようだったので大丈夫だと思いますが、まあその瞬間はえらいショックでしたね・・・。一歩後ろに下がって、口に手をあてたまま、固まって動けませんでした、しばらくの間。後者の方は、まあ波乱というより、単に自分がたるんでいるだけの話ですが、お金もらって働いている以上遅刻すること自体がまずいことなのに、まだ新しい勤務地に移ったばかりで仕事も一人前にできないくせして遅刻だけは堂々とやってしまった自分の情けなさにこれはこれでショックでした。

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2006.05.15

2006F1スペインGP決勝

さて、さくさくと行きます。なんか久しぶりにまったりとしたレースでしたね。もちろんマクラーレンファンにまったりとしたレースなどあるわけはないのですが、とりあえずレースそのものはまったりしていたと思います。なにはともあれ、フェルナンド・アロンソ、母国GP初優勝良かったですね。

決勝はルノー、フェラーリ、ルノー、フェラーリ、マクラーレン、ホンダ、ホンダと、まあ、見事に同じチーム同士近いポジションで、これが現在のチーム力の関係を反映しているんだろうなと素人は思いました。今日はルノーの圧勝だったけど、フェラーリもはっきり復活しているので、これからどうなるか楽しみです。

まあ、私の応援するマクラーレンはこれからどうなるかただ心配なだけですが。明らかにシーズン開始時よりルノー、フェラーリとの差が広がっていますよね。トヨタ、ホンダより軽いタンクであの予選順位だったことも判明したし。まあ、そんな中、ライコネンが久しぶりに良いスタートを見せてくれて・・・(たったこれだけで感涙)。あの9位→5位のジャンプアップがなければ、決勝5位はまずありえなかったと思います。途中、マシンのお尻から何かパーツが飛んだときにはものすごい勢いで脱力しましたが、何事もなくて良かったです(いや、何事かあったかもしれないけど。実際、どんどん前を行くフェラーリとの差が広がっていったし。でもリタイアしなければ何事もないの範疇に入れてよいのです、マクラーレンの場合)。モントーヤは何事があったんでしょうか・・。

それ以外だと・・・。ラルフが久しぶりにとっちらかっていたこと(トゥルーリよりペース良かったからあの同士討ちはもったいなかったですね・・・)とか、ミッドランドが大活躍だったとか(なんというか、ミッドランドをいかに攻略するかが優勝争いにおいて大事だと思うこの数戦)、それくらいしか印象にないレースでした。国際映像、アロンソの母国GPなのに、結構いろんなマシン映していて、好感度大でした。

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2006.05.14

2006F1スペインGP予選

を先ほどやっとビデオで見ましたが。なんかもう普通に遅いですね、マクラーレン。素人の私はですね、予選を見るときは第2ピリオドに注目しているのです。で、イモラ、ニュルブルクリンクと、マクラーレンは第3ピリオドのタイムはアレでしたが、第2ピリオドまではフェラーリ、ルノーに割って入るようなポジションを獲得していたんですね。だけど、今回は第2ピリオドから、ホンダ、トヨタに先を行かれているのでなんかもう、ロン・デニスがどう取り繕おうとも、心ならずも暴言が出てきそうな心理状態ですよ。

とりあえず、フィジケラ、フロントロウ獲得良かったですね。あと、ライコネンが珍しく怒っていましたね、マシンの中で。マシンの外で怒っているのはよく見るけど。

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2006.05.13

ウィーン少年合唱団 in ミュージックフェア

今日ミュージック・フェア(フジテレビ)に今来日中のウィーン少年合唱団が出ていましたね。新聞のテレビ欄に名前が書かれていなかったけれど、ジャパンアーツ作成(?)のウィーン少年合唱団の情報ブログに、メディアへの出演情報がまとめて書かれてあるおかげで見逃さずに済みましたよ(それでも7日のラジオは聞きそびれましたが)。便利な世の中だ。

曲目はまあ、上記ブログを見ればわかることですが、「美しく青きドナウ」と「野ばら」(シューベルト)です(「野ばら」はソロ→葉加瀬太郎(この字で良かったかどうか自信がない)のバイオリンソロ→3人のソリストのユニゾン)。シューベルトの「野ばら」が結構良かったな・・・。一番のソロ、多分担当はアダム・ウロセビッチ少年だと思うのですが、ちょっと懐かしさを感じる歌声でした、なんか、具体的にいつのかは忘れましたが(1950年代だか60年代あたりだと思う)、かなり昔に録音された「野ばら」の歌声を思い出しました。3番の3人によるユニゾンがですね、それはきれいで・・・(感激)。個人的には、コンサートでこのソリストたちの歌声を聞いたときには美しさと共に線が細いという印象を強く受けたのですが、テレビでよく聞いてみると、なかなかしっかりとした気品ある歌声で、さすがだと思いました。

ウィーンはテレビではやっぱりこういうウィーンらしい曲を歌ってくれるのが一番だな、と思いつつ、どうせ歌ってるんだから「世界に一つだけの花」も何かのときにやってほしいと思う、ちょっと矛盾した気持ちがあるんですが、そういえば、このブログを書いている人間はスマップファン歴かれこれ10年(それほどディープなファンじゃないけど。チェックを入れ始めたのも入れたら何年になるんだ・・・)、カラオケ行けば必ず歌うにもかかわらず、少し前のブログで「世界一つだけの花」と書いて疑わなかった人間です。ついでにそれよりさらに前のブログで「音楽のウィーン」と書いていたりします。やれやれ。

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2006.05.11

ライコネンのインタビュー (ITV)

ITVのサイトに、ライコネンの独占インタビューが載っていました。ヨーロッパGP直前のものですが。

http://www.itv-f1.com/Feature.aspx?Type=General&PO_ID=35770

例によって、よくわからないところも強引に訳し倒していますよ、もうそれでよしとする。


Q:去年のことを思い出してもらえるなら、あなたのタイヤが外れたレースについて何を覚えているか聞かせてください。

A:何もかも覚えているよ!あんなことがおきたんだ。ああいうことがここで起きたのが良くなかったね、(メルセデスの)ホームレースだったんだから。だけど、ドイツでのレースはどれもボクには厳しいものだったよ、これまでのところ!。

いつだってボクがレースをリードしていて、そして何かが起こるんだ。運が悪かっただけなんだけど、今年はもっと良い結果であってほしい。

Q:今週末(ヨーロッパGP)に使う新しいエンジンはどれくらい改良されているのですか?

A:実を言うと、今の時点では、新しいスペックのエンジンでいくのか古いのでいくのかわからないんだ、まだエンジニアに会っていないからね。だけど、もし新しいエンジンだったら、少しだけ良くなるんじゃないかな、どれくらい良くなるかはわからないけど。


Q:ルノーと比較してマクラーレンのペースはどのあたりだと思いますか?

A:もし全てが正しくいって、セットアップが完璧だったら、本当に速くなれると思う。

だけど、正しいセットアップを見つけるのがちょっと難しいみたいなんだ。それにルノーは本当に強い。だから、正しいセットアップができないと彼らに挑戦することはできないね。

レース、テストに関係なく彼らは常にボクたちより少しだけ前にいる。

この前のシルバーストーンでのテストで違うセットアップにしたら少しだけ車の感触が良くなったんだ、だからここでもそれが機能してくれると良いね。

Q:どんぴしゃりのセットアップを見つけなければならないことが難題なんですね。

A:おそらくマシンは本来あるべき速さではないと思う。だからセットアップが完璧に正しくないと車を限界まで100%プッシュすることができなくて正しいセットアップで出しうるほどの速さを出すことができない。

そうすると、最も速いマシンに乗っていないなら、あまり調子が良くなく見える。

去年はもう少し簡単だった。良いマシンで、正しいセットアップをつかむのがかなり簡単だった。セットアップが正しくない時でさえ、優勝争いをすることができたんだ。今年はちょっと違う。

初めてのことじゃないけど、僕たちにできることはベストをつくすことだけだね。

Q:イモラでのフェラーリのパフォーマンスは尻すぼみだったと思いますか?

A:彼らは最初のレースでも速かったよね。タイヤ次第だよ。

Q:マクラーレンがイングランドの監督(サッカー・イングランド代表チームの監督)になることについてはどう思いますか?

A:何の話かわからない。


インタビュアーのテッド・クラヴィッツはライコネンにどんな答えを期待して最後の質問をしたのか。というか、何と答えろというのですか。それはそれとして、よくわからないけど、問題はシャシーにあるようですね、メルセデスエンジンではなく。まあ、メルセデスエンジンももちろん油断できませんが。

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2006.05.08

2006F1ヨーロッパGP

夜中だし、眠いし、すでに1時間くらい経っているので内容あらかた忘れているしだけど、サクサクと感想書くことにします。まあ、どうせ、明日(っていうか、すでにもう今日)は仕事が遅番だから。

とりあえず、今回のヨーロッパGPはフェラーリ祭りということで、優勝したミハエル・シューマッハの貫禄の走りとフェリペ・マッサのF1初ポディウム(3位)、おめでとうです。いや、フェラーリ、速いなあ・・・。前回のサンマリノGPは、なんというか、ミハエルの腕とサーキットの特性で勝てたように素人目には見えたので、正直、今回、こんなに正面から文句なしの横綱相撲で勝利するとは思いませんでしたよ。第2スティント終わりごろのファステストの連発、かっこ良かった・・・。やはりミハエルはこうではないと。フジテレビなんて何食わぬ顔でいつの間にか「落日の皇帝」から「逆襲の皇帝」に呼び名を変更ですよ、まあ、なんでもいいですが。マッサもよくがんばりました。あともう1歩進めると・・・。でも、どんどんこの人良い意味で落ち着いてきていますよね。

今回は完敗の観のあるルノーですが、まだ油断できないですね、このチームは。第3スティントでマッサ、ライコネンに追いつかれたのは本人のコメントを待つまでもなくいつものクルージングなことは明らかだし、欠点は必ず次戦までに克服してくるチームだし。とりあえず、フィジケラに良い予選攻略法を授けてやって下さい、なんでもいいから。

そして、前戦同様、フェリペ・マッサの背中を終始追い続けた、レース終盤になると急に目覚める男、ライコネン、ニュルブルクリンクで完走おめでとう。なかなか完走できないサーキットで完走できて良かったですよ、本当に。そのかわり、いつもは「トラブルに見舞われるけど速い」なのに対して、今回はトラブルフリーだったけどあまり速くなかったですね。あれ思うんですけど、やはり主力エンジニアが抜けたことが大きいんじゃないでしょうか。開発具合が、他チームとの比較で遅れているように見えるのだけど。などと素人は生意気なことは言ってはいけないですね。とにかく、序盤バトンをオーバーテイクしたところでこのレースのライコネンの見せ場は終わったと思ったのに、終盤マッサを追っかけまわしてライコネンの存在を見せつけてくれたのは嬉しかったです、マッサもアロンソもエンジンを温存して自分のポジションを守るに必要な限度でプッシュしてたんだろうけど、でもって、ライコネンは次戦でも同じエンジンを使うわけだけれども、こんな結果に終わってしまうと、なんか可能性がある限りプッシュするライコネンでも見ないとなんかすっきりしないです。この人はこれで良いんです、たとえ同僚も含めてまわりで何人ものドライバーがエンジンブロー大会を繰り広げようとも、信頼性のなさに信頼性があるメルセデスに自分も乗って何度も泣きを見ていても、それでも懲りずに最後まで全開、ライコネンはやはりこうでなくては(眠いので何を主張しているのかわからなくなってきた)。モントーヤはあと少しだったのに残念でした。でもどちらにしろ、入賞はきつかったかもしれないですね・・・。彼の場合、スタートで大きく順位を後退させてしまったことが大きかったと思うけど、それにしても速くなかった。やはりマシンの開発が・・・と思うなあ。

あと、予選込みの話ですが、このところ、ヴィルヌーヴとリウッツィが良い感じなような気がする。自分はライコネン以外はほとんど見ていないに等しいので、正確なところはわかりませんが、ヴィルヌーヴは予選・決勝共にハイドフェルトを上回っていて、何かとBMWでちょっと良い線行っているとヴィルヌーヴだったりするような気がするし、リウッツィは特に予選で常にかなり良いタイムを出しているような気がします。V10エンジンのおかげかもしれないけど、もっと良い車に乗ったらどうなるのか個人的に今一番見てみたい人です、リウッツィ。

まあそのリウッツィ、決勝はあっさり終わってしまったわけですが、その相手がクルサードというのがなんとも・・・。いや、最近、弟分のチームのドライバーとの絡みが多いですね。クリエンは良いレースをしていたのにマシントラブルでリタイアしてしまって残念でした。なんかレッドブル今年は上手く行かないですね。

最後に、リタイアが多かったとはいえ、完走中最下位のアルバースですら、実は1周遅れで済んでいることが結構今回サプライズでした。

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2006.05.05

スーパーアグリ、井出に替わってモンタニー出走

気がつけばヨーロッパGPが始まっているわけですが、今日行われた金曜フリー走行、能ある鷹は爪を見せないマクラーレンの奥ゆかしさが光っていますね!「次はマクラーレンがくる」みたいな言われ方をしながら、フリーが終わると「あれ?」な展開は、サンマリノのときと全く変わっていないわけですが、いつになったらこの「翌檜」状態から脱出してくれるのでしょうか(嘆息)。

ところで、懸念されていたことが現実になってしまいましたが、スーパーアグリのセカンド・シートに、井出選手に替わって元ルノーのテストドライバー、フランス人のフランク・モンタニーが座ることになりました。

http://www.f1racing.nl/ja/news.php?newsID=116902

しかも、井出のポジションはサードドライバーではないので、金曜日のフリーには出なかったそうで。

http://www.f1racing.nl/ja/news.php?newsID=116969

気の毒だと思うけど、仕方ないような気もします。ちょっとタイミング悪くミスが目立ってしまっているような気もするけど(例えば、メルボルンで、決勝で彼が壁に激突してリタイアしていたとしたらそれほど目立たなかったと思うんですよね、他にもたくさんそういう人がいたから。だけど、ほとんど他のレーサーのミスが見られなかった予選で一人ミスしまくったから非常に印象に残ってしまった。そういう意味でね)。とにかくF1での経験が圧倒的に少ないんだから、テストで乗りまくって経験値かせいで、堂々カムバックしてほしいですね。

どうでもいいけど、これでモンが3人ですよ(モントーヤ、モンテイロ、モンタニー)。ますますわけわからなくなりそうです。

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2006.05.04

2006ウィーン少年合唱団コンサート in サントリーホール

昨日、ウィーン少年合唱団の来日コンサートを聞きに、サントリーホールに行ってきました(Aプロ)。このところ、毎年来日するウィーンですが、F1のマシン同様、昨年が良かったからといって、今年も良いとは限らないわけですが、今年のコアもなかなかキュートな良いクラスだと思いましたよ。

今年のクラスの合唱は、ソプラノとアルトのバランスがよく取れているように思いました。ソプラノはややとんがったどちらかというとちょっと子供っぽい可愛い声で声量も十分、アルトは安定した歌唱力でなかなか良かったと思います。ただ、そうですね、ちょっとソプラノの合唱にイマイチ統一感がないのと、別に歌うのでいっぱいいっぱいといった感じはないのですが、なんとなく全体的に音楽性に欠けるような気がしました、個人的には。そんなこと言いながら、ビクトリアの「ウナ・ホーラ」(の特に出だし部分)とアンコールで歌った「世界で一つだけの花」はものすごく美しくて感動しましたよ・・・。「世界で一つだけの花」はすごく良かった、本当に良かった。川の上流を流れている清水のように、透き通ってきらきらした歌声でとても美しかったし、いかにも「ウィーン少年合唱団がポップスを歌っている」という感じの歌い方で良かったです。今年のウィーンが「世界で一つだけの花」を歌うとわかったときから、ひそかに思っていたことですが、ウィーン、スマスマに出ないかな・・・、一緒に歌うコーナーに。お互いがお互いにびっくりするだろうな・・・。まあ、現実的に考えれば、出るとしても「粘土の王国」くらいでしょうが(それでは何の意味もない)。

ソリストはですね、みんなしっかり大きく声が出ていて良かったです。特にアルトの子でパーセルの時にソロをとった少年の力強い歌声が印象的でした。ソプラノのソリストたちは細い良く透るきれいな声で、よくがんばっていましたが、ちょっとトップソリストとしては弱いかなという感じでした。そして、以前ブログで書いたアダム・ウロセビッチくん、何回かソロを聴くことができましたが、すでに声変わりが始まってしまったみたいでかなりショックでした。いや、ただ単にのどの調子が悪かっただけかもしれないけど・・・(と期待してみる)。だけどあの声の感じがそれっぽいし、2階席から双眼鏡なしで見ていたので不確かですが、この子、位置的には第1ソプラノのトップの位置にいましたが(今年のコアの並びはまだはっきりわからないけど。伝統的に第1アルトのトップの位置にいる子がソプラノを歌っていたように思うので)、少なくともいくつかの曲ではっきりアルトパートを歌っていたから・・・(いや、高校野球の世界に、普段野手をやっている子が、チームのエースと控えが打ち込まれた時にマウンドに立つことがあるように、実力ある子なら体調悪い時にはアルトパートに切り替えられるものなのかもしれませんが。しかし、この場合に、高校球児の話を例えに持ち出す必要があったのか、書いてからなんか気になりましたが、まあよしとする)。おそらく発声に苦労していたと思いますが、声質はアレでもはっきり歌が上手い子だというのはわかったので、とても残念でした。

まあ、なんだか小うるさいこと書いていますが、声はきれいだし、合唱のレベルは高いと思いますし、一生懸命歌っていて可愛い子たちだし、またコンサートに行くのが楽しみです。

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2006.05.01

「戦場のアリア」見ました(ネタばれあり)

なんだか知らないけど、今日は暑かったですね。この暑い中、駅から5分程度で行けるのに、炎天下(と言っていいですよね)40分歩き回ってやっと辿りついた恵比寿ガーデンシネマで、先週末公開のフランス・ドイツ・イギリスの合作映画「戦場のアリア」を見ました。ちょっと前にブログに書いた、第1次大戦下のフランスでクリスマス・イヴに起こった奇跡の休戦の実話を元にした映画です。

そうですね、期待しすぎたせいもあるかもしれないけど、感動要素満載に思える素材の割に、あまり心に響きませんでした。登場人物が多いためそれぞれの描写が浅くなっていてイマイチ各人に思い入れることが出来ないというのもありますが(ギョーム・カネ演じるフランス軍中尉が一番丁寧に描かれていたように思います。演じるカネも常に憂いを帯びた演技がとても良かった)、全体的な流れとか演出がね・・・。

一番気になったのが、クリスマス休戦に至るまでのところで、激戦地に投入された兵士たちの苦しみや敵国の兵士たちに対する憎悪がそれほど強調して描かれていないし(兄を殺されたスコットランド兵の強い敵愾心がむしろ場違いな感じに見えました)、クリスマス休戦直前もそれぞれの塹壕でとりたてて緊張感もなく普通にクリスマスを祝っているので、クリスマス休戦のシーンが、なんだか同じ飲み屋に居合わせたいくつかのグループが何かの拍子に意気投合して一緒に盛り上がっているみたいな感じに見えて、戦争のさなかに敵国の兵同士の間に芽生えた期間限定の友情の美しさと特に哀しさが軽くなってしまっているように思いました。

ヨーロッパ映画によくあるような、なんだかよくわからないけど妙にリアルに感じられる作りというわけでもなく、かと言って、ハリウッド大作によくあるような、ここぞという場面でのわざとらしいまでの盛り上げ演出もなく、なんだか全編えらく淡々としているので、なんだかよくわからないままに場の雰囲気に引っ張られて涙することもなかったです、個人的には。あれですね、BGMがあまり使われていなかった(多分)のが大きいかも。

逆に良かったのは、フランスメインで作られた映画にもかかわらず、ドイツ人もきちんと人間らしく描かれていることです。もちろん、フランスメインなので、気がつくと、フランスのフィールドで話が進んでいるというか、フランスがやっぱりいいところを取っていますが、ドイツ人にもだいぶ花を持たせていますし、フランス、ドイツ、スコットランドそれぞれが、平等に良くも悪くも描かれているのが、テーマがテーマだけに非常に好感をもてます。言語も、それぞれの国の人がきちんとそれぞれの言語でしゃべっているのも良いです、スコットランド人なんてきちんと訛りのきつい英語しゃべっているし。

俳優さんも文句なし。フランス軍中尉を演じたギョーム・カネが一番印象的だったけど、職務に厳格だけど誠実な人柄のドイツ軍中尉を演じたダニエル・ブリュールもとても良かったし、ダイアン・クルーガーはすごくきれいで落ち着いた雰囲気が素敵でした(でも、吹き替えシーン、口が合っていないように見えました、気のせいかもしれませんが)。「リトル・ダンサー」のゲイリー・ルイスも良かった、「リトル・ダンサー」の時には負けるけど(もう、あれは神だから、私にとっては)。

歌のシーンが思ったより少なかったのが残念。BGMとしては一切歌は使われていなかったし。アナの吹き替えを担当したナタリー・デッセー、柔らかで上品な歌声がダイアン・クルーガーにぴったりでした。でも、個人的にはデッセーはオペラ歌っている方がより彼女の良さが出るんじゃないかと聞いていて思いました。テノール歌手の吹き替えをしたロランド・ヴィラゾンはなんだかえらい迫力で・・。あたりのものを全てなぎ倒さんばかりの勢いでクリスマス・ソングを歌うのを聴いていてなんかプラシド・ドミンゴを思い出したんですが、パンフレットの説明に「師と仰ぐプラシド・ドミンゴがうんたらかんたら」と書かれていて、なんか納得。ダイアン・クルーガーが歌った「アヴェ・マリア」が聞いたことがないものだったので、誰が書いたのかと思ったら、この映画の音楽を担当しているフィリップ・ロンビみたいですね、エンド・ロールを必死に目で追って確認したものなので、正しいかどうかはわかりませんが。どうせならバッハ/グノーやカッチーニのアヴェマリアが聞きたかったとも思うけど、これはこれで結構美しい曲で悪くはないとも思いました。

それにしてもスコットランドの司祭(?)すごいな、この映画に出てくるどの職業軍人よりも、好戦的で攻撃的ですよ。その方面から苦情がこなかったのか、ちょっと気になりました。

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