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2006.03.17

「O(オー)」見ました

嫉妬をテーマにした学園青春サスペンス映画「O(オー)」(2001年・アメリカ)をDVDで見ました。シェイクスピアの「オセロ」をモチーフにしているらしいですが、「オセロ」なんて、子どもの頃、シェイクスピアの有名な戯曲を子供向けに物語調に直したヴァージョン集でちらっと読んだきりなので、当然内容は覚えておらず(他の人は知りませんが、私の場合「当然」の帰結なのであります)、大変新鮮な気持ちで見ることができました(いや、実はさらに恥ずかしい勘違いをしていたのですが、私にも一応プライドがありますので割愛)。

もちろん登場人物の名前もきちんと覚えていないので気付きませんでしたが、映画の登場人物の名前もシェイクスピアに則ったものだったんですね。
 O(オーディン)=オセロ
 ヒューゴ   =イアーゴ
 デジー    =デズデモーナ
 エミリー   =エミーリア
 ロジャー   =ロデリーゴ     とまあ、こんな具合。

映画は基本的に面白かったんですけど、登場人物の行動や感情の移り変わりの元となる部分についての描写が浅く、説得力がいまいち足りないので、どうにも物語の展開に現実味がなく、「嫉妬」という人間の普遍のテーマを扱っていながら感情移入も出来ませんでした。少なくとも「なぜヒューゴがあんなにもオーディンに嫉妬したのか」と「なぜみんなヒューゴの言葉を頭から信じるのか」の部分はもう少しきちんと納得がいく描写がほしかったと思います。オーディンは、親友を疑わないのは良いことですが、心底愛しているはずの恋人を信用しなさ過ぎですよ、いくらなんでも。まあ、シェイクスピアの方はどうなっているんだか知りませんが、原作がどうであれ、現代に置き換えている以上、現代人の感覚で理解できる程度のアレンジはあるべきだと思います。

俳優はですね、皆さんなかなか良かったですが、ヒューゴの父親役マーティン・シーンがさすがベテランと言うべき良い味出していました。ロジャー役エルデン・ヘンソンも、なんだかえらく愛敬があってかわいかったです、役柄は気の毒ですが。あと、兄リバーより弟ホアキンに似ているフェニックス兄弟の長女のレイン・フェニックス(デジーの親友エミリー役)が、独特の雰囲気があって魅力的なのにそれが生かせない配役だと思いました。ヒューゴ役ジョシュ・ハートネットは陰のある雰囲気がかっこよかったです。うちの父親が以前「パラサイト」を見て、ハートネットの魅力に開眼して、名前は覚えていなかったけど役名は覚えていて、何かと「パラサイト」の○○(役名失念)がかっこいいと言っていたなあ、そういえば。どうでもいいですが、オーディン役のメキ・ファイファーはなんだか知りませんが、私の見た限りでは白人にえらい目にあっていることが多いです、そういえば(「シャフト」「ラストサマー2」など)。

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