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2006.03.14

「Uボート 最後の決断」見ました

2003年のアメリカ映画「Uボート 最後の決断」をDVDで見ました。ドイツの潜水艦の捕虜となったアメリカ兵と、そのアメリカ兵が艦に持ち込んだ伝染病の蔓延と戦闘による艦の被弾で窮地に陥ったドイツ潜水艦乗組員が協力して生還をめざす、まあ、異色の戦争映画です。

ストーリーは結構興味深いものですし、冷静に一歩引いて見るとつっこみどころがたくさんありますが、基本的にはストーリー展開にそれほど無理がなく(すべてとは言いませんが、大体において、登場人物の言動や判断が理解できるものであったと思います)丁寧に話が進むので、非日常的な映画にもかかわらず、感情移入して観ることができました(上に立って判断し、命令を下す立場の人間って大変だ・・・とつい感じ入りました)。

また、アメリカ製の映画にもかかわらず、ドイツ人がドイツ語をきちんと話しますし、第2次大戦ものとしては驚くほど(と言っていいと思います)ドイツ人が人間的に描かれています。ただ、あれですね、アメリカの戦争映画の限界と言いますか、ある程度説得性を犠牲にしてでもアメリカ中心の流れはやはり健在です。それに比してドイツ人の死の扱いの軽さとか、危機に直面したときのドイツ人の頼りなさとか、ドイツ人の描き方にちょっと思うところありですが、まあ、異例と言っていいくらいドイツ人に花持たせていますからね・・・。そういえば、関係ないけど、後半ぴたっと伝染病の拡大が治まったのはどういうマジックだったか、ちょっと自分見落としてしまったのか分からないのですが。

演出に関しては、全体としてテレビ映画かと思うような安っぽさで、戦闘シーンも迫力がイマイチです。他の映画からのシーン流用があるそうですが、「U-571」は見たことがあるにもかかわらず、流用に気付きませんでした。あの映画って、それなりに楽しんで見たはずですが、とにかく、ボン・ジョヴィが思いのほか早く退場してしまったことと、やたらとマシュー・マコノヘーがぴりぴりしていて可愛い水兵さんをがみがみ怒鳴りつけた挙句死に追いやったことしか覚えていません(←一部誇張および脳内変換あり)。しかし戦闘シーンはそれなりに迫力があったように思うのだけど・・・。ただまあ、「最後の決断」の方は低予算映画らしいから・・・。

俳優に関しては、お目当てのドイツ人艦長役ティル・シュヴァイガーはもう相変わらずかっこよくて・・・(歓喜)。男らしいかっこよさとどこか頼りなげな繊細さが混在する魅力は健在ですね。そして副長役のトーマス・クレッチマンもなかなか渋かっこよかったです。この二人の関係が個人的にはすごく好きだったな・・・、強いリーダーシップをとる艦長と強い信頼で結ばれた頼れる右腕。だから、ティル演じる艦長が死んでこの関係がなくなったときは残念でした。その後の副長にはそれまでの存在感や男としてのかっこよさが半減したように思います、個人的には。

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