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2006.01.26

「ドン・ジョバンニ」(2002年・エクサン・プロヴァンス)

今週衛星第2で連日深夜再放送しているモーツァルトの歌劇特集、昨日の真夜中に録画した2002年7月のエクサン・プロヴァンス音楽祭での「ドン・ジョヴァンニ」(指揮:ダニエル・ハーディング、管弦楽:マーラー室内管弦楽団)を見ました。

クラシック初心者の私はこの「ドン・ジョヴァンニ」も通して見るのは今回が初めてです。なので、「ドン・ジョヴァンニ」のラストに来てやっと「そういえば、昔、モーツァルトの伝記かなんかで、石像が家にやってくるおっかない話を見たような気がするけど、あれドン・ジョヴァンニだったんだ・・・」と思い出す程度のストーリー認識で見たのですが、まあ、でもわかりやすいストーリーですね。あと、見ていてなんかキャラがドン・ファンぽいと思ったら、本当にドン・ファンのことなんですね。ついでにドン・ファンって単なるたらしなのかと思っていたんですが、結構な悪党だということも知りました。人生に必要な知識かどうかは別にして一つ賢くなりました。

で、このエクサン・プロヴァンスヴァージョン「ドン・ジョヴァンニ」ですが、舞台装置というか大道具が、金がかかっていないだろうな、と思わせる、基本は長い木の棒や簡単な柵みたいなものだけで、それを出演者が動かしながら、場を作っていったり、状況や心象を表現したりして、あとまあ、数種類の小道具を使用、食事だけは本物が出ていました(なぜかバナナメイン)。簡単な大道具で、たとえば人が建物に窓から入るシーンをちゃんとわかるように表現できていたり、最後にドン・ジョヴァンニが地獄に落ちていくシーンをうまくそれらしく表現していたりして、面白いことは面白いのですが、個人的にはあまり前衛的なのはね・・・。地獄に落ちるシーンはかなり良かった。石像vs.ドン・ジョヴァンニの夕食会から地獄に落ちるまでの流れが、勢いと迫力があって良かったです。

で、出演者なんですが、昨日の「フィガロ」同様なかなかみんな良かったのですが、とにかく個人的に良かったのが、ドン・ジョヴァンニ役ペーター・マッティです。声の張りといい、歌の安定感といい、力強さと柔らかさのメリハリといい、素晴らしい歌声だったと思います。演技も良かったです、悪党っぽくて。どんな女性をもとろけさせてしまえそうかと言えば・・・、でも、そんな人間、現実にはありえないから(いや、マッティはルックスも悪くないですけど)。つまりは悪党演技が印象的だったということですが。

女性ではなぜだか自分でもよくわからないんだけど、エルヴィーラ役ミレイユ・ドランシュの歌声が一番好きでした。でも、みんな声が似ている、私の耳だと。

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