ウィーン少年合唱団公式サイトのニュースから
いや、別にとりたてて興味深い記事があったわけではありません。ネタがないから、ムリヤリ拾ってきました。まあ、私が、自分の好きなソリストや好きなCDの萌え話を書くよりははるかに良いだろうということで。
http://www.wsk.at/deutsch/neues_d/neu_main.html
内容はですね、今月の22日に、王宮礼拝堂で、200年以上の時を経て初めて、フローリアン・レオポルト・ガスマンの「Missa in C」が演奏された、というものです。この珍しいバロック作品の演奏を担当したのが、今度来日するハイドン組だという、ただそれだけで取り上げてみました。
クラシック初心者の自分は当然、このような人物がかつてこの世に存在していた事実を、今回で初めて知ったわけですが、どうせですから、このガスマンについて少し。
ガスマン(1729-1774)はボヘミア、ブリュックスに生まれ、後にイタリアに行きました。1763年にウィーンの宮廷作曲家(バレエ音楽)となり、1766年、イタリア(ヴェニス)に戻った際に出会い、後に彼の後継者となる当時16歳のアントニオ・サリエリをウィーンに連れていきます。1768年、バーバラという女性と結婚、マリア・アンナとテレーズという二人の娘をもうけます。1770年、彼の作品の中でも最も知られている「La contessina」を作曲。1772年には宮廷楽長(Hofkapellmeister)に着任、人生最後の2年間を、宮廷音楽の再編に捧げました。1774年、事故が元で死去。オペラ24曲、交響曲50曲、弦楽四重奏曲6曲、オラトリオ1曲、ミサ曲5曲、ヴェスペル1曲、レクイエム1曲を残しました。
ガスマンについては、日本語のサイトが上手く見つけられなかったので、上記記事と↓のサイトを参照。残した作品の数は、ウィーンの方を使っています。
http://www.hoasm.org/XIIC/Gassmann.html
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