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2005.11.13

以前テレビで見たコンサート~ヘルシンキ大聖堂少年聖歌隊

もうすぐ、私の大好きなボーイソプラノのソリストの歌が入っているCDが届くことになっているので、めちゃくちゃ楽しみにしているのですが、今回は別の話を。

2000年に来日したフィンランドの少年合唱団、カントレス・ミノレス(ヘルシンキ大聖堂少年聖歌隊)のコンサートも、BSのクラシック倶楽部で放映されたものを見ました(すみだトリフォニーホールで行われたクリスマスコンサート)。この合唱団も、ボーイソプラノと声変わりした少年たちによる男声部によって構成されているようで、それぞれが2、30人くらいいるんじゃないかと思うほどの大所帯でした。プログラムはポピュラーなクリスマスソングやクリスマスキャロルが中心で、途中でサンタの扮装をしたフィンランド人のバスバリトンの歌手が出てきて客席に飴(?)みたいなものを投げ入れたり、団員の中の選抜組が前に出てきて簡単な振り付けつきで歌ったりし、曲目も馴染みのものが多くて(特に世界のクリスマスソング・メドレーが個人的には好きで、何度もその部分のビデオを見ました)、結構楽しめるコンサートだったのではないかと思いました。

合唱の方は、ボーイソプラノのパートは透明感のあるきれいな声でしたし、男声部も若々しいりりしい美声で、全体的に音楽性を感じる、良い演奏だと思いました。ソプラノソリストのソロは、テレビでは、1曲だけ、しかも冒頭のワンフレーズだけしかありませんでしたが、クリスタルガラスのようにきらきらしたきれいな声(どんな声だという感じがしますが)で、もっと聴きたかったと思いました。テレビを通した印象ですが、かなり力のある合唱団だと思いました、個人的には。

ところで、この合唱団をテレビ映像で見ていて、何が一番インパクトがあったかというと、団員の徹底的な表情のなさと必要最小限かつ全体的に緩慢な動作(バスバリトンの人も。なんとなく)。基本的にどの少年合唱団のメンバーも概して無表情に淡々と歌っていますけれど、何かこう、緊張感だとか一生懸命とか真剣さとか何らかの人間的感情が感じられるものですが、この合唱団の場合、そういった人間的感情や思考といったものが背後にある感じすらしない、なんというか、緊張感がどうのとかやる気がどうのとかのレベルを超えて、「生気がない」の領域に入っている無表情なのですよ。動作にしても、何かこう、体にまで意識が及んでいないような、“なんとなく”な動きでして、まあ、すべてにおいて、人間的なものを感じない、なんか、フィンランドから冷凍運搬されてきてまだ解凍が完全に済んでいないロボットみたいに見えるのですが、どうもこれがフィンランド人というものみたいですね。私の好きなフィンランド出身のF1レーサーもですね、感情の起伏がなく表情が乏しいことが話題になるほどであり、マシンに乗っていないときの動きの遅さたるや、「日常の動作はトロいくらい」などと他人に言われるくらいなのですが、そういう話になると本人が主張する「フィンランド人はみんなこんな感じだ」(主に表情に関してですが)という言葉を見るたび、「確かに・・・」と、このカントレス・ミノレスの面々を思い出したものです。

普段はポヤンとしていても、マシンに乗り込めば、卓越したドライビングテクニックと熱い走りで魅了してくれるライコネン(F1ドライバー)同様、この合唱団の子どもたちも、見た感じはポヤンとしていても、美しく音楽性に富んだ合唱で、個人的にはかなり楽しませてもらいました。いかにも「テレビで見た」コンサート感想ですが、まあ、テレビで見たコンサート感想なんだから当然なんですが、どうにも私はあのポヤンっぷりが可愛いやらおかしいやらで、そういう点でも、結構ツボなコンサートでした。

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