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2005.09.19

マックス・エマヌエル・ツェンチッチのリサイタルに行ってきました

昨日、日本大学カザルスホールで行われた、カウンターテナーのマックス・エマヌエル・ツェンチッチのリサイタル(ピアノ:今井顕)に行ってきました。とても良かったですよ、ええもう。個人的には数日前の「アンドロメダ・リベラータ」の時の方がより声が安定していてきれいだったように思いましたが、前半のモーツァルトとメンデルスゾーンの歌曲では繊細で豊かな表現力に、後半のロッシーニのオペラのアリアでは素晴らしいテクニックと迫力ある声に、魅了されました。ロッシーニのアリア、すごく良かった、素晴らしかったです、本当。

まあ、この人は子供の頃から反則的に上手かったから、あの子供がパワーアップしたらまあこれくらいは当然来るでしょうという気もします(途中のメールソプラノ時代にすでにかなりパワーアップしていたし)。むしろ、今まで個人的にはそれほどには感じたことはなかった彼の多彩な(テクニック以外の部分の)表現力と男性とは思えない繊細さが強く印象に残りました。特に、第一部ラストのメンデルスゾーン「ゆりかごのそばで」の歌声は、心地いいくらいにやわらかく優しかったです。

アンコール曲は「フィガロの結婚」から有名なケルビーノのアリアを2曲でした。「恋とはどんなものかしら」の前奏が始まったときはそれは嬉しかったですね、この人気のあるアリアを私も大好きですし。これをマックスが歌うのを生で聴けて幸せでした。「恋とはどんなものかしら」も美しくて良かったんですけど、「自分で自分がわからない」の上手さに感激。本当聴けて良かったです。

今回のコンサートが行われたカザルスホールは小さなかわいらしい素敵なコンサートホールだったんですけど、その小さなホールですら、後ろがだいぶ空いている状態でした。うーん、もったいない。観客の人数が少ないうえに、ブラボー職人がいなかったみたいで、最初の方はまったりした雰囲気でしたが、最後は熱狂的な拍手と初々しい「ブラボ」で大盛り上がりでした。

途中2度ほど、ピアノ伴奏の今井顕氏のピアノソロ(バッハとシューベルト)がありました。これはこれで良かったです。もう少しゆっくり目の方がより私の好みでしたが。

終わってからサイン会がありました。「アンドロメダ・リベラータ」の時は、デジカメを持っていったのに電池がなくて写真をろくに取れなかったのですが、今回はばっちり。写真とりながらずっとサイン会の様子を見ていたんだけど、感じのいいまさに好青年といった感じで、ますます好感を持ちました。

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