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2005.08.18

「皇帝ペンギン」(一応ネタバレありとしておきます)

昨日、仕事が終わってから、今公開中のフランス映画「皇帝ペンギン」(2005年)を映画館で見ました。宣伝で見た赤ちゃんペンギンのあまりの可愛さに観に行く気になったのですが、果して1時間以上も延々ペンギン見続けて楽しいのかちょっと不安にもなりました(いや、NHKなどでやっている動物の生態を追った番組とかかかっていれば結構楽しんで見ていますけどね・・・、あえて見ようとは思わないから)。が、なかなか楽しめました。

内容は、皇帝ペンギンたちが産卵のため南に向かって行進を始める冬の初めから子育てを終える夏までを追ったもので、撮影に8880時間をかけたという映像は、ペンギンたちの愛らしさと共に、彼らがいかに過酷な環境の中を生き抜いているかを、細かに伝えてくれます。映像そのものも大変美しく、特に海中を自在に泳ぐペンギンの姿を映した映像は神秘的かつ幻想的な美しさで印象に残ります。

映像の編集がこれまた良くて、例えば、ヒョウアザラシがペンギンを襲うシーンはより迫力あるものになっていますし、映像そのものでは伝えきれない状況をより雄弁に伝えています。この、映像の編集と、ナレーションを兼ねる母ペンギン、父ペンギン、赤ちゃんペンギンのセリフ、きれいなBGMと個性的な挿入歌が相まって、ペンギンたちの種の保存のための戦いを、よりドラマティックに映し出しています。この、母ペンギン、父ペンギン、赤ちゃんペンギンのセリフですけど、映画を見る前にペンギンたちのセリフがあると知って、「なんて子供だましな」と思ったんですけど、実際映画を観てみると、映画館の大スクリーンを通してのせいか、違和感があまりなく、むしろ良い効果をあげていました、見た目は当然ペンギンのドラマなのに、なんか人間同士のドラマを見ているようなそんな感覚を覚えるんだけど、違和感はないみたいな(相変わらず上手く表現できません)。

お目当ての赤ちゃんペンギンはそれはもうめちゃくちゃ可愛かったんですけど、登場が思ったより少なくて残念でした。あの2本足でヨチヨチ歩くのが可愛いんだなあ、なんか人間の赤ちゃんみたいで、一生懸命親ペンギンの後を小走りでついていくところなんて本当に。あと、赤ちゃんペンギンは卵から孵ってしばらくすると赤ちゃんペンギンだけで集まって親ペンギンはその間海にえさを獲りに行くんだけど、そこに加われないシャイな赤ちゃんペンギンがいて、お母さんに「仲間のところに行きなさい」とばかりに体を押されていたりするところなんかも。仲間とはぐれさまよいながら時折仲間を呼ぶかのように鳴くはぐれペンギンや、嵐で死んでしまった子ペンギンをいつまでも悲しそうにつつくお母さんペンギンの姿にはちょっとジーンと来ました。こういうのを見ると、動物も人間も同じだと思いますね、人間の方が動物よりもより情が深いですが。こういう観点に立ってか、フランスでは映画にラブシーンを入れないと映倫が許可してくれないのか知りませんが、さすがフランス映画、ペンギンのラブシーンも官能的に長々と入っていました。

母ペンギンの声を担当したフランス人女優のロマーヌ・ボーランジェが好きなので本当は字幕版が観たかったのですが、神奈川県内でうちから行ける映画館では字幕版はなかったので、吹き替え版で見ました。でもまあ、これはこれで良かったですよ(赤ちゃんペンギンの声を担当した神木隆之介くん、声が可愛いし、演技もなかなか良かったです)。

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受信: 2005.08.19 12:24

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