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2005.08.08

キミ&ジェンニのインタビュー

先日フィンランドの雑誌 Iltasanomatにライコネン夫妻のインタビューが載ったそうで、それをフィンランド人が英訳しているのを見つけたので紹介します。このインタビューはポルッカラにある二人の別荘で行われたそうです。長いですが全文日本語訳して載せます、ヘタレ翻訳ですが。全文まるごとってやっていいのかな、翻訳の翻訳だし、私の訳なんて翻訳のうちに入らないからいいか。もしこれはまずいようでしたら教えてください。

では。

ポルッカラの曲がりくねった砂道を進むと巨大な門にたどり着く。訪問者はそこで到着を告げなければならない。そうするとその門は開くのである。信じられないような光景が目の前にひらけてくる。フィンランド湾が日の光の中できらめき、キミ・ライコネンが2年前に購入したおしゃれな別荘が―岩の上に現代風に立てられている―アスファルトの道の先に見える。少し遠くには格子戸のついた小屋がある。

海側の右サイドには現代風のサウナがあり、数隻のボートとジェットスキーが桟橋(建物の張り出し部分?)につながれている。

前日ハンガリーGPから戻ったばかりのキミ・ライコネン(25)とジェンニ・ダールマン‐ライコネン(23)が、訪問者を歓迎してくれる。ジーンズとシャツを身に着けたジェンニはすでにその日乗馬を済ませていた。キミはちょうど寝そべって先週のハンガロリンクでの勝利のことを考えていたところだった。キミは他にあまりにたくさんすることがあったから勝利の祝杯をあげることすらやっていないんだと笑う。

ジーンズを履いてはだしで歩きながら、キミはチャーミングな微笑みを浮かべている。上機嫌だ!

1年前、キミは人生で一番重要なポールに立っていた。彼は祭壇でややぎこちなくしかしまっすぐ立って婚約者のジェンニ・ダールマンを待っていた。その祭壇はヴァナヤンリンナの庭で行われる結婚式のために巨大な氷の塊で作られたものだった。未来の妻が自分に向かって歩いてくるのを見たとき、「アイスマン」の顔は輝いた。幸運にも式はそんなに長く続かなかった。そうでなければ、その氷の祭壇は100人を超えるゲストの前で輝くキミの笑顔で溶けてしまったことだろう。

司祭が「アーメン」と言ったあと、ジェンニはダールマン‐ライコネンになった。恋人たちの生活は夫婦としての生活になった。一年がたったが、その間にたくさんのことが起こった。

実際、普通の夫婦が一生の間に経験する以上のことが起こったのである!GPで勝利する一方で、F1のトラックでは失望もまた味わったが、キミはそういったことに大人らしく対処することを学んでいった。もちろん彼は怒りに燃えて誰にも一言も話さずトラックを後にする。これもまた彼の成熟の証だ。怒りをぶちまけるよりは何も言わない方が良い。

そして、それ以外にもやっかいなことはあった。キミとジェンニの休暇や夜の外出のことがメディアによって世界中にばら撒かれたことである。誇張されたり、時に完全にでっち上げられた記事に悩まされた。キミとジェンニはそれについてコメントを出すこともあったが、大体においては相手にしなかった。

F1サーカスが3週間の休みに入るため、今彼らはフィンランドにいる。

2年近く前に買ったポルッカラの別荘は二人やその友人たちによって度々使われた。二人は冬の間はほとんどヘルシンキの中心にあるアパートで暮らしている。

フィンランドでの休暇の間も、キミとジェンニは夜の外出をする。キミは常々普通の若者らしく生活したいと思っていた。二人は友人たちと一緒に出かけたいと思っている。普通ならそれは大したことではないのだが、キミが世界的に有名なセレブであるがために彼の行動は逐一注意深く追跡されてしまうのである。

「今では私もその分け前にあずかってしまうんです」とジェンニは笑う。公にされてしまった彼女の秘密の写真のことを言っているのである。

最初キミはどこでどのように遊ぶか考えなかったが、今では人に気付かれずに道を歩くことが出来ないことはわかっている。

「多分、10年間、これ以上レーサーを続けないで休養していたら、もう少し自分のプライバシーが守れるだろうね。」とキミは言う。

多くの人々がライコネンの変化に気付いている。近頃は記者会見で長くしゃべるし、声もしっかり出す。

また、いくつかの記者会見ではユーモアの才能も見せている。チームボスのロン・デニスは、キミは非常に良く自分のおかれた立場をわきまえている、と称賛する。

成功と失望ののち、キミは新たな強さを身に着けた。
「そうだね、レースで何度もがっかりすると精神的に鍛えられるよね」とキミは笑って、11ヵ月になる彼らのペットを呼び寄せた。

ハンガリーGPのあと、キミのワールドタイトル獲得の夢は再びふくらんだ。ジェンニ夫人もまた夫の勝利を信じている。
「夢は持ち続けなくてはだめですね。あきらめることはできません。もしキミが次のレースで勝利してフェルナンド・アロンソが2レースをノーポイントで終わったらはっきりみえてきますよね」一緒に可愛い庭を歩きながらジェンニは計算する。
「そのとおり、まだ何も失ってはいないんだよ」とキミがうなづく。

私たちは美しい家の中に入っていった。階下のテラスから海が見渡せる。遠くにストックホルムにむけて航海する船が見える。その光景はまるで絵葉書のようだった。

若い夫婦は居間にある白い二人がけのソファに腰を下ろした。
「もちろんキミもリタイアします、とりわけキミに落ち度がないときにね。キミはタイトル獲得にとても燃えていてそれを知らない人はいないくらいだと思います。彼は私を愛してくれるのとほとんど同じくらい自分の仕事を愛しているんですよ」とジェンニは言ってウィンクする。

キミは勝利の味をかみ締めながらイスタンブールで行われる次のレースへと旅立つ。
「僕たちは休日に特別なことは何もしないんだ。ジェットスキーを運転したり、ヨットに乗ったり、サウナに行ったり、友人たちとつるんだりする。二人で一緒に料理をするのも好きなんだ。」とキミは明かす。


結婚から一年がたつ。
「日増しに、一緒に暮らすことがより楽しく、愛情が強くなっていくのを感じる」と彼らは認める。

結婚してから不愉快な噂が問題を引き起こすことがあったが、それについては家で話し合った。
「最初はそういったいやらしい事実ではない記事に悩ませられたけど、今はもうほっておくことにしているんだ。もうそういう記事は読みさえしないよ。記事に書かれているとおりのことをやっていたら生きていられないよ。健康的じゃないもの。」とキミは鼻であしらう。

2001年の秋にキミが美しいジェンニ・ダールマンと出会ったとき、一目で好きになった。
「その気持ちは今もなくなっていない、形は違うけど、どんどん強くなっているんだ。ジェンニは僕の生涯の女性だよ」と、めったに自分の私生活や感情をオープンにしないキミが言う。

何年も生活を共にする中で彼らの生活はどんどんいい方向へ発展している。最初は彼らは一緒にレースをまわっていたが、そのうちにジェンニが幼い頃に彼女が出あった趣味の乗馬を続けたいと言い出した。

キミはジェンニの願いを十分にかなえてあげた。彼は妻にLiber、MCKinley、Calandという3頭の馬を買ってあげた。
「ほとんど毎日練習して、出来るだけ多く競技に参加しようと思っています。もちろん、できるだけ多くのレースにキミと一緒に行こうとも思っていますよ。」とジェンニ。

「もちろん、ジェンニのサポートをするよ。ジェンニが自分のスポーツに情熱を燃やしていることは分かる。同じものを僕はレースに対して持っている。もっとも僕の方がずっと馬力があるけど」とキミはジョークをとばす。

自分の趣味のために、ジェンニはレースに毎回来ることは出来ない。最初、キミは少しそれを悲しく思っていたが、彼女に自己表現をさせてあげるべきだということは分かっていた。
「ジェンニが一緒に来てくれたら嬉しいよ。夜に一人でホテルの部屋にいると本当に退屈するんだ。もちろん電話で話できるけどね。彼女は誰よりも僕を知っていて僕の気持ちを理解してくれるんだ」とキミは認める。

「残りのレースはキミと一緒に行こうと思っています。トルコGPはファッションショーと同じ時期なんだけど、一緒にワールドチャンピオンのタイトルを戦おうと思います。」とジェンニは言う。

ポルッカラでの生活は幸せに満ち溢れているようだ。彼らの別荘は白と茶系の家具で彩られている。子供が出来ても十分なスペースがある。
「時期を待ちます」とカップルはにっこり笑った。


なんか欧米の記事って文学的な書き方しますね(そしていかにもな欧米人カップルのインタビューだ)。訳文の出来がアレですが、翻訳の翻訳だし、元々私の英語力と日本語の語彙力に大きな問題があるので仕方ないとする。英語から自国語に直すのだって面倒なのに、これを英訳したフィンランド人は本当にえらいです。途中、「何で他人ののろけ話を必死に訳しているんだろう、私」(←誰も頼んではいない)とふと思ったりしましたが、いいや、キミとジェンニちゃんののろけだったら。自分、この能面カップルが大好きなんですよ、あくまで写真で見た印象ですけど、年の割りに落ち着いていてでしゃばらない(ように見える)ジェンニちゃんは、控えめでシャイなライコネンにぴったりだと思います、大きなお世話ですが。ライコネン、良い夫ではないですか、飲んだくれなければ。それにしても、ジェンニちゃんがレースに来るのはいいですね、なぜか今シーズン、彼女がレースに来るとライコネン優勝するから。

表紙の写真
http://www.iltasanomat.fi/plussa/
中の写真
http://www7.online.rtlklub.hu/forumkepek/5935363.pict

相変わらずジェンニちゃんの化粧はマジックで書いたみたいに濃いです。おかげで横にいるただでさえ薄い顔の夫が鉛筆で書いた下書きのように見えます。

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