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2005.08.06

以前行ったコンサートの話~パリ木の十字架少年合唱団

2001年のパリ木の十字架少年合唱団のクリスマスコンサート(オーチャードホール)は、自分が今まで行った数少ないコンサートの中でかなりお気に入りの部類に入ります(まあ、少年合唱のコンサートに行くのはこのときがまだ2度目だったので、その頃よりは少し数を重ねた今行ったらどう思うか知りませんが)。それなのに、この年は(いや、いつもの年はどうなのか知りませんが)、自分の記憶と認識に間違いがなければ、大阪と東京で1公演ずつしかなく、プログラムもなくて、非常に残念に思ったものです。

この年のパリ木は(いや、いつもの年はどうなのか以下略)、ソプラノに声量があり高音まできれいに出ていて、アルトがややがさつき声なのが時折気になったものの、全体的にきれいなハーモニーを作り出していて、先ほども書きましたが、かなり満足したコンサートでした。細かくたくさんのパートにわかれて歌うことが多かったんですが(特にポップス系の曲、多分)、曲のアレンジそのものも全体の声のバランスもとても良く、それは素晴らしいハーモニーで、本当聴いていて楽しかったです。プログラムがないのでどういう曲を歌ったかほとんど覚えていないのですが、「上を向いて歩こう」とか、すごく良かったなあ、そういえば。

細かなパートわけが多く、ソロと合唱とか、ソロ何重唱と合唱何重唱の組み合わせも多かったせいか、団員の半数が一度はソロを担当していたのではないかと思います。ソプラノのソリストは人が変わって歌声変わらずといった感じで、みな、例の鼻にかかった金属音みたいな甲高いかわいい声で歌っていたんですけど、一人だけ、ゲルマン系の合唱団によくいるような、マイルドな大人びた美声のソリストがいまして、歌い方もちょっとパリ木の直線的な歌い方とは違ってやや震えを帯びた歌い方で、同じような歌い方をするパリ木のソリストの中ではちょっと異色で、興味をそそられたんですけれど・・・(あと、まあ、自分の好みの歌声というのもある)。

なんだかその子は、テクニックとしての声の震えというにはちょっと不安定に過ぎるくらい声が震えていて、ところどころ声がうわずっていて、見るからに緊張しているようでして(また容姿がいかにもなんですよ、ぱっと人目を惹く美少年というわけではないんですけど、上品なきれいな子で、どちらかというと繊細そうで)。最初に歌ったソロ曲がウェルナーの「野ばら」で、これはなんとかそれでも無難に歌い終えたのですが(しかしこの時点でもう、かなりドキドキの私)、次にフリースの「モーツァルトの子守唄」で別の子と二人でソロの・・・なんて言うんだ、あれ、「はーはーはーはー」いう部分を交互に歌ったんですが、「野ばら」のときよりさらに不安定で、ついに1回一番高いところの音をはっきり外してしまいました。

もっとも、その続きの旋律を外した音からうまくつなげていって、途中でちょっと変調させたような格好にまとめ上げたのには、「さすが」と感心しました、世間一般では割と簡単に出来ることなのか知りませんが(一方、本来の旋律で堂々の歌声を披露する彼よりずっと小柄な相方)。それからは曲が終わるまで他人事ではないほどに手に汗握って見守る私でしたが、その後は無難に終わりました。その後、何度かソロ4重唱の第一ソプラノのソリストとして出てきたんですけど、声が小さくほとんど聞こえませんでした(また、容赦なく声を張り上げるんだ、他パートのソリストたちが)、おかげで「野ばら」や「子守唄」のときのようなドキドキを感じることはありませんでしたが。実際のところ緊張のせいなのかはっきりわかりませんが(でもあれは緊張のせいだな、そういうのって聴いていてわかりますよね、なんとなく)、とにかく、彼以外の子供たちはいずれも声量のある安定した歌声だっただけに(アルトソリストの声質はややアレでしたが)、非常に印象に残りました。あれから、少しコンサートに行くようになって、いろいろソリストを見まして、それなりにいろいろスリリングな思いをしましたが(なぜ私がスリリングな思いをするのか謎)、あれほど最初から最後まで緊張が伝わってくる歌声は他になかったし、他の子がみんな堂々と安定した歌唱力を披露する中で彼だけという状況だったし、いまだになんか強く印象に残っています、あとあれですね、発声や歌い方から推し量られる彼の実力はかなりのものだという私の強い思い込みが私の中でなんか切ない気分を作り出していたのもあるかも(とかいって、本人は緊張なんて一切していなかったらどうしよう、いやどうもしませんが)。

その他、
・指揮者が女性でした。
・プログラムがなかったためか、一曲歌うごとに団員が持ち回りで前に出てきて次に歌う曲の名前を日本語で発表していました。が、何を言っているのかほとんど聞き取れず、しかも、日本語を覚えきれていなくて途中でごまかしたり、何度も言い直したり、自分の出る順番を間違えたり。子供っぽくて可愛かったです。
団員にハンサムや平均以上のルックスの子が多かった。(何ですか、この太字は)

パリ木はこのとき以来来日していないんですよね、99年に来日しているからてっきり2003年に来日するものと思っていたんですが。非常に次の来日を心待ちにしている合唱団です、個人的には。

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