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2005.07.29

「題名のない音楽会21」聴いてきました

昨日、仕事が終わった後で、横浜みなとみらいホールで行われた「題名のない音楽会21」の演奏会に行ってきました。番組2回分で(放送予定は10月)、第1部が「未来の大器」というタイトルで、ピアノ、クラシックギター、バイオリン、ジャズピアノを演奏する4人の少年音楽家を紹介、第2部が8月に東京文化会館で上演される「蝶々夫人」に出演するイタリア人のテノール歌手ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラの独唱、曲の合間に司会の羽田健太郎氏と下平さやかアナによるインタビューやトークが入り(これがえらく長い)、休憩の20分を入れてトータル2時間45分(午後6時45分から9時30分くらい)の演奏会でした。

体調があまり良くなかったのでちょっとこの長さでも疲れましたが、なかなか楽しい演奏会でした。具体的な演奏の感想については後に回すとして、全体的なことについて言いますと、今までにもコンサートにテレビカメラが入ることは何度もありましたが、これはテレビ番組用の演奏会なので、テレビカメラの入る数も全然違うし、最前列の席はすべて黒布がかかっていてお客は座らず、テレビ局のスタッフがそのあたりに陣取って司会に進行のパネルを示したりしていたり、とり直し(演奏のやり直し)があったりして、なかなかおもしろかったです、自分、テレビ収録を実際に見るのはこれが初めてだったし。席が前の方で、でも最前列ではないので視界を動き回るカメラで遮られることもなく、しかも司会が中央よりも自分たちのエリア側に立ってインタビューやトークをするので、大変見やすかったことも良かったです。インタビューやトークに関しては、音楽や人名についての説明の多い非常に初心者向けのもので自分のような初心者にはありがたかったです、ただよく脱線するのと若干長いのがね・・・。この蒸し暑い気候の中背筋も凍るサムい羽田ギャグの連発には閉口しましたが、それを礼儀正しくフォローしていく下平アナのけなげさと感じよさは良かったです(いや、羽田さんも方向が正しいかは別にして楽しませよう、盛り上げようという意気は感じられて好感持ちましたけど)。生で見た下平アナ、思った以上にきれいでしたよ。

で、演奏の方なんですが、まず第一部「未来の大器」篇。これは今回が5回目の企画で、これに以前出た人の中にはクラシック初心者の自分も名前だけは知っているような有名人もいるみたいですが、司会が列挙してくれたその名前はもうすでに私の記憶にありません。いや、私の頭悪い披露はどうでもいいから。今回出演したのはピアノの高木竜馬くん、クラシックギターの藤元高輝くん、バイオリンの弓新くん、ジャズピアノのYUMAくんの4人で、中国人と日本人のハーフのYUMAくんを除く3人はいずれも1992年生まれ(YUMAくんは1989年生まれ)と若手というより本当にまだ幼い、でもそれぞれ国内外のコンクールで優秀な成績を収めたすごい子たちです。演奏はどれもさすが良かったですが、自分はとりわけバイオリンの弓新くんの演奏に心惹かれました、師匠の外人さん(名前失念)に「炎のよう」「サムライ」と言われたというのもわかるようななかなか情熱的な演奏だったと思います。それにしても、なんであれ日本人の“熱い”プレーヤーはとりあえず「サムライ」か「カミカゼ」で表現しておけ、なんだなあ、外国の人は。まあ、フジテレビも使ってますが。

第2部のヴィンチェンツォ・ラ・スコーラの独唱。1958年シチリア生まれのこの人は、ポスト3大テノールの筆頭だそうですが、なんか30から40代でそこそこ大きな歌劇場で歌っているテノールはとりあえず誰でもこのフレーズをつけることになっているんじゃないかというくらいよく見かけますね、この「ポスト3大テノール」。それはそれとして、最初にヴェルディの「リゴレット」の「女心の歌」を歌ったのですが、これがあまり良くなくて、「これがポスト以下略?」と思いましたが、次に歌ったプッチーニの「トゥーランドット」が素晴らしく、その後歌った曲すべて良かったです(ちなみにリゴレットは本人にとっても不本意だったのか何曲か歌った後もう一度やり直しましたが、2回目は出だしから段違いに素晴らしかったです)。自分は、イタリアオペラなどでのテノールの感情たっぷりのゴージャスな歌い方がどうにも苦手なのですが、今回初めて会場で聴いてみると、バックの管弦楽をも圧倒する絶大な存在感が感じられ曲の細かな部分の表現までもステージから客席まで十分に伝わってきて、なるほどその良さがよく分かりました。特に最後に歌った「帰れソレントへ」は、自分には注文のつけようがないくらい良かったです。本人の人柄もなかなかノリがよくサービス精神が旺盛で気持ちのいい人でした。

管弦楽は神奈川フィルで、個人的には結構良かったと思います。

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