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2005.06.09

「禁色」見てきました(&ベルギー象徴派展)

昨日タイのバンコクで行われたアジア最終予選で日本は北朝鮮を2―0で破り、W杯出場の切符を手にしました。開催国をのぞいた中では最初に出場が決定したそうですが、なんであれ、嬉しいですね、日本がまたワールドカップに出場できるのは。試合そのものも興味深いですが、あの、日本全体が一体となって日本代表を応援していたあの雰囲気をまた味わえるのも楽しみです。

昨日、世田谷パブリックシアターに、振付家でダンサーの伊藤キム氏が構成・演出・振付・出演をこなす、三島由紀夫の同名小説をもとにしたダンス作品「禁色」を見に行きました。ダンス作品としての「禁色」は、1959年に土方巽という人が発表し、これは「舞踏」の始まりとなったと言われるエポックメーキングな作品だったみたいで、その伝説的作品を今回伊藤キムが新たに手がけるということで新聞の文化欄にも結構取り上げられていましたが、何しろ自分、ダンスについての知識が皆無なので、よく分かりません。

当然こういうダンス作品を見るのも今回が初めてだったのですが、そうですね、なかなか興味深かったです(ただ「ハマる」かというと・・・)。内容はダンスのみでセリフは一切なく、小道具・大道具も使いません。出演は伊藤キムとダンサーで自身振付もこなす白井剛の二人のみで、いろいろな音楽や音をバックに、照明を効果的に使いながら(色付きの照明の他に、舞台を囲む三方の白い壁をスクリーンに使って踊る二人の姿を影絵のように映し出したりもしていました、しかも二人の大きさが異なるように光を当てていたりしてなかなか凝った演出でした)、おそらくは「禁色」の主要人物二人の関係を現代的なダンスで表現するというものでした。「おそらくは」としたのは、自分には芸術的センスを解する能力がない上に、小説の「禁色」を読んだのがだいぶ以前でしかも途中で挫折したため内容もよく知らなかったので、よく分からなかったからですが。

素材が同性愛を扱ったものなのでどういう世界が繰り広げられるのだろうとちょっとどきどきだったのですが、のっけから二人がフルヌードで登場してがんがん踊りまくったので、同性愛がどうのなどということは頭から吹っ飛びました、いやあ、びっくりした。これがイギリス人だったら約1時間半の公演中それで通すかもしれませんが(←イギリス映画で出来上がった大変な偏見)、がんがんフルヌードで踊っている最中に服やら靴やらが上から落ちてきて、ダンスが終わると何事もなかったように(いや別に何かあったわけではないですが)、服を着ていました。同性愛を表していると思われるダンスもありましたが、冒頭のアレが一番のインパクトでした。

自分は割と様式とか定型のものとか、なんというか型にはまったものの美しさが好きなので、こういう自由な創作ダンス(?)はあまり好みではありません。でも、伊藤キムのダンス姿には惹かれるものがありました。この人は坊主頭に隻眼という個性的な風貌の人なのですが、そのワイルドな外見とは裏腹に、非常に優雅で繊細な手の動きをするんですよ、私は大半を彼の手や腕の動きに注目して見ていたような気がします。

今日はBunkamuraザ・ミュージアムで今週末まで開催されているベルギー象徴派展に行ってきました。触りたくなるくらい柔らかなタッチのクノップフの風景画と夜の闇を青だかエメラルドグリーンで表したドグーヴ・ド・ヌンクの「夜の効果」が気に入りました。クノップフが特に良かったです。画集があるならほしいなあ。

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