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2005.06.28

「南の島に雪が降る」見ました

俳優の故加東大介氏の同名の戦争体験記を、加東氏自身の主演で映画化した「南の島に雪が降る」(1961年)を観ました。太平洋戦争末期、ニューギニア戦線に配置されていた日本軍の中に兵士の慰労と士気向上を図って作られた演芸分隊の活動を描いた作品で、疲弊した兵たちを楽しませようと、乏しい物資をフル活用してなかなか本格的な芝居を作り上げていく演芸分隊の人たちの熱心さと明るさ、芝居を通して階級の上下や部隊の違いを超えて人々の心が通じ合う様が、状況があまりにも過酷なだけに、観ている者に、非常に大きな感動を与えます。それとともに、芝居を見て祖国を思い出す兵たちの姿には涙を禁じえませんでした。今から60年かそこら前に、たくさんの日本の兵隊さんが、南方の島々や東南アジア各地で、それこそ、作り物の桜や柿の木、紙の雪すら見ることなく、望郷の念を抱きながら亡くなっていったんだと思うと。その他、どこかから調達してきた(どこから調達してきたかもう忘れた)ピアノを通りかかった負傷兵が弾くシーンも印象的でした。

今回私がこの映画を見ることが出来たのは職場の同僚の方から借りたからなのですが、どうもネットで見た感じだと、レンタルビデオ店にもあまりないみたいで、見るのが難しいみたいです(職場の同僚はケーブルテレビで放映されていたのを録画したらしい)。本当にいい映画なので、たくさんの人が見られればいいのに、と思います。原作の方はこちらで手に入ります。今度読んでみよう・・・。

どうでもいいですが、BGMが、それだけ聴いていると古いヨーロッパ映画のバックに流れてもぜんぜん違和感ない感じのものなのですが、いかにも昔風の日本語のタイトルや出演者の文字が出ているのを見ると、なぜか、いつ渥美清が出てきてもおかしくないような、下町テイストな曲に聞こえてきます(←なにやら偏見がすごいです)。と思っていたら、本当に渥美清が出てきました。他に、西村晃、小林桂樹、志村喬、森繁久弥と、結構有名どころが出てきました。

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