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2005.05.05

ウィーン少年合唱団のコンサートに行きました

サントリーホールで行われたウィーン少年合唱団のコンサートを、3日、4日の2日間連続で聴いてきました。・・・いえね、当初の予定では3日だけのつもりだったのです、前もってチケットをとってあったのもこの日だけでしたし。でも、3日のコンサートを聴いて、即4日も行くことに決めました。すごく気に入ったので。

アルトパートも悪くないんですが、ソプラノが素晴らしいです。高音まできれいに伸びる美しい声、きびきびとメリハリがついているんだけど、きれいにゆらいでいて非常に優雅な歌い方、個人的には、「これぞウィーン」な歌声だと思いました。というか、あれですね、ウィーンの過去の演奏の中で自分が気に入って「ウィーンにはこういう風に歌ってほしい」と思ったその歌い方に近かったというか。まあ、だから好みの歌い方だったと言った方が正しいかな(私の最も好みの歌声の一つである92年来日のシューベルト組の合唱に似ていると思います、個人的には)。もうこの歌声だったら、声だけでなんでも聴けてしまいます、私は。殊更に言うなら、そうですね、シュトラウスのワルツやポルカをたくさん聞きたいです。彼らの歌い方はよく合うと思うので(だけど、AプロでもBプロでも「美しく青きドナウ」をやらなかった・・・ちょっと残念)。

合唱が素晴らしいということは、結局核となって引っ張るトップソリストが素晴らしいということで。今回のソプラノのトップソリスト、マニュエル・ヴァニック君は、声、歌い方共にバリバリ私の好みなのですが、客観的に見ても、声の美しさと高い歌唱力は、往年の名ソリストクラスと言ってもいいのではないかと思いますよ、私は。曲の盛り上がり部分での場を圧するような素晴らしい声の響きがたまりません。3日のソロ曲ペルゴレージの「スターバト・マーテル」も4日のソロ曲グノーの「アヴェ・マリア」もロッシーニの「猫の二重唱」も良かったんですが、個人的にはソロ4重唱(?)で歌われたBプロのメンデルスゾーン「さすらいの歌」のソプラノが感動的なまでに素晴らしかったと思います。そういえば、「シバの人々」のソロも良かった、あれ難しいのに。

その他にも第2ソプラノのパートに2、3人(多分。誰がソロ歌っているのか把握できないことが多かったので曖昧)、なかなかの人材がいますね。トップソリストほどの迫力はないけれど、繊細なきれいな声としっかりした発声で良かったです。まだ、一人で前に出てきて歌うとなるとちょっと萎縮してしまう感じでしたが、合唱曲の中で部分的にソロを担当する場合なんかは本当にきれいで上手でした。アルトのトップソリスト(&アルトパート全体)は、3日より4日の方がずっと良くなっていたので、これからが楽しみです(←また行く気満々です)。こうなると、オペレッタの廃止が本当に残念です、ソロを歌える子が結構いるのに・・・。そういえば、昨年同様、今回も楽器の演奏がありました(アコーデオン、タイコ、マラカス、あと一つ忘れた)。

他に聴いていて特に感激したのが、ベートーベンの「歓喜に寄す」。しっかりしたアルトコーラスの上に、華やかなソプラノコーラスがかぶさって、それはそれは素晴らしかったです。あと、「サウンド・オブ・ミュージック」からの3曲のうちの最後の曲、ソロ部分にヨーデルが入っているのですが、ソロを担当したどの団員も、ヨーデルのあの独特の裏声を上手に出していました。

最後にプログラムについて。今回のプログラムには、80年代に来日した子たちを中心に、かつて来日して人気を博した団員たちについて書かれた文章が載っています。92年のアルトのトップソリストや94年のソプラノソリストの名前がスルーされているのが個人的にはなんか納得いかないのですが、まあ、私はそのときの空気を知らないから・・・。とりあえず、私の聴いたことがある中では一番好きな92年のソプラノのトップソリストがちゃんと名前と写真が出ていて良かった(何が良いんだかわかりませんが)。

とにかく、とても気に入ったので、また行くつもりです。

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