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2005.01.15

「ドリヴン」の感想(いや、それ以外の内容の方が多いですが)

昨日、日テレの金曜ロードショーで「ドリヴン」(2001年・アメリカ)を見ました。まあ、言われているとおり、ツッコミどころ満載の映画です、いちいち細かなところにつっこんでいってもキリがないのでしませんけれど。全体的に、ありきたりの少年漫画のようなストーリー及びノリですね。しかも、少年漫画だったら高校生や中学生の年齢の登場人物で展開させるようなドラマを、もうそろそろ「若気の至り」という言葉を、他人から言われるならともかく自分で自分に関して使ってはいけない年齢に達した(もしくはとうの昔に達したはずの)登場人物が、真正面から、自分の年齢と言動があまりに乖離しているという事実に気付く気配も感じさせない熱血ぶりで、大真面目に繰り広げているものだから、見ていてなんだか気恥ずかしかったです(そしてそれに拍車をかける人間ドラマ部分のベタな演出)。

こんなこと言っていますが、自分、これを見るのは2回目です。この映画に出ているドイツ人俳優のティル・シュヴァイガーの大ファンなもので、タダならまた見ようかと。そもそも最初にこの人を見たのは「ドリヴン」のキャンペーンで主演のスタローンやキップ・パルデューと一緒に来日したときにPRのため出演した「世界まるみえテレビ特捜部」で、男らしくてクールなルックスと、まわりがスタローンにしか注目していないことなど全く気にとめず絶えずニコニコしていて愛想良く「ぼくはキップの恋人役」とか寒いギャグまでとばしてしまう好人物ぶりに、心の琴線に触れるところがあったのですが、本格的にハマッたのはその後に何の気なしに見た「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(1997年・ドイツ)でした、やはり。

この映画自体、大変気に入ったんですが、もうとにかく主演のティルが魅力的でかっこ良くて・・・。仕種や表情が私の好みにばっちりはまる上に、ちょっとおっかない感じのする真顔も、それとはうってかわって少年のように無邪気であどけない感じのする笑顔も、やや高めのハスキーな声も、もうどれも最高。いかにも頼りになりそうに見える一方で母性本能をくすぐるところもあったりして、とにかく最高。「ノッキン・オン~」は、死期の迫った二人の重病人がまだ見たことがない海を見るために旅するその過程を描いたロード・ムービー(でいいのかな、いまいち映画用語ってわからないです)なのですが、ラスト、念願の海にたどり着いたときの、ティルの、平静を装っているのだけど、こみ上げてくる感動と満足と寂しさを抑えきれないといった感じの表情がすごく良いです。

ティルは、本国ドイツでは、Frauenschwarm(女性の憧れの的)と呼ばれる、ドイツのブラピ的ポジションの、ドイツ映画界の大スターで(少なくとも当時は)、98年からハリウッドにも進出しているのですが、ハリウッドでは今のところあまり活躍できていないみたいですね。大作はこの「ドリヴン」とかこの前公開された「キング・アーサー」くらいかな(ファンとか言っている割に曖昧)。やはりドイツ語訛りの英語がネックなんでしょうか。「ドリヴン」冒頭のシーンでの、「いや、だって、自分、ドイツ人だし。英語ネイティブじゃないし。」と言わんばかりのティルと「私、モデル出身だから。演技の勉強したことないから」と言わんばかりのエステラ・ウォーレンのやり取りに、波乱の幕開けを感じたものですが、本当に波乱の映画でした。「ドリヴン」のティルはかっこ良かったけど、「ノッキン・オン」に比べると、いまいち彼の魅力が出し切れていないというか、活かされていないと思います(いや、いくら若々しいからといって、30代後半、当時3児の父に、ああいう青臭い役というのはさすがにどうかと思いますよ、この人、それなりに大人の魅力もあるし)。

ティルは、「ドリヴン」でスタローンと仲が良くなって、来日したときも行動を共にしていたらしいですが、同じく「ドリヴン」で共演したバート・レイノルズとも気があったらしく、それが縁で、ドイツでは俳優の他にプロデューサーとしても活動するティルが製作を務めた映画「Auf Herz und Nieren」にレイノルズが出演しています。

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