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2005.01.05

映画「青きドナウ」を見ました

先日、とある方のおかげで、ウィーン少年合唱団を題材にした映画「青きドナウ」(1962年・イギリス?)を見ることができました。自分、ウィーンを題材にした映画は他に「野ばら」「ほがらかに鐘が鳴る」を見たことがあるんですけど、団員生活の紹介的部分はだいぶかぶるところがありました。ただ、こちらの方があくまでも団員がメインという感じで、ストーリーも、ウィーン少年合唱団ならではのものになっていると思います。ストーリーは、前半は、主人公の新団員が、実は美しいバス声を隠し持っているくせに子供が音楽家になることに断固反対なおやじさん(「父親」という言葉ではニュアンスが伝わりません。あれはおやじさんと言う以外ありません)に音楽の教育を受けることを認めてもらえるようになる過程をメインに描き、中盤から後半にかけては年長の団員の”声変わりの悲しみ“(正確には、声変わりによっていろいろなものを失ってしまう悲しみ)を中心に描いているのですが、全体として大雑把な作りのこの映画の中で、この”声変わりの悲しみ“絡みのシーンは割とぐっとくるものがあったので、個人的には、親子の葛藤はなくてもいいから、こちらの方をもっと深く丁寧に描いてくれたら良かったのに、と思いました。

この”声変わりの悲しみ“を体現するピーター少年に扮する少年俳優は、指揮の腕前はちょっと自分のような素人には計り知れないものがありましたが、悲しみの演技はなかなか良かったと思います。一連のシーンにぐっとくるものがあったのは、彼の演技ともの寂しげな雰囲気によるところが大きいと思います。このピーター少年に度々僻み半分の意地悪をされるものの意に介さず、告げ口の類も一切しない心優しい少年・・・と思いきや、結構ナチュラルにピーターが傷つく発言を口にしていたりして、要するに何にも気にしないただの能天気な少年ということで私の中では結論づいた主人公トニー少年役の子役も、一見ナイーブ系ですが(私が見たところでは)、この、子供らしい無邪気な主人公をキュートに好演していました。この映画、メインの団員役が全員イギリス(もしくはオーストラリア)の子役で、サブでかなり活躍する二人の団員役も本当の団員ではないのがちょっと残念でした(確か「野ばら」は主人公トーニ以外は本当の団員だったと思います)。

この映画の一番のポイントは、しかし、随所に流れるウィーン少年合唱団の歌声です。柔らかく優しい歌声は美しくなかなか上手です。主人公トニーの吹き替えが有名なソリストだそうで、さすがきれいで上手なのですが、ピーターの吹き替えも負けず劣らず上手で印象に残りました。

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