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2004.11.15

「やかまし村の子どもたち」「ミッドナイト・エクスプレス」見ました

昨日までツタヤのレンタル半額のオンラインクーポンが使えるということで、映画のDVDをたくさん借りてきました。

家に着いてからまず見たのが、スウェーデンの児童文学の映画化作品の一つ「やかまし村の子どもたち」(1986年・スウェーデン)です。やかまし村に住む6人の子供たちの夏休みを描いたものなのですが、ごっこ遊びをしたり、自分たちだけがわかる言葉を作ったり、いたずらしたり、自分の寝室とは違うところで友達とお泊りしてちょっとした非日常気分を楽しんだり、普通の家庭のごく普通の子供たちのいかにも子供らしい姿に、自分の子供の頃を思い起こし、ちょっとノスタルジックな気分になりました。ただ、小さなエピソードが続いていくだけなので、メリハリがなく、ちょっと眠くなりました。個人的にはハルストレム監督の映画は子供メインではないものの方が面白いと思います(「ショコラ」とか「サイダーハウス・ルール」「ギルバート・グレイプ」など)。

次に、トルコから麻薬を密輸しようとして逮捕・投獄されたアメリカ人青年が不当な量刑に脱獄を決意し、苦難の末にそれを果たす、1970年代に実際にあった話を元にした映画「ミッドナイト・エクスプレス」(1978年・アメリカ)を見ました。トルコの監獄の酷さ、法社会としての未成熟ぶりがえんえん描かれていて、「トルコは怒らなかったのかな」と思いましたが、怒ったみたいですね、カンヌ出品の際にトルコ政府が抗議したそうですし。まあ、実際、このアメリカ人は大変な苦労をしたとは思うのですが、出発点が全くの自分の意思による麻薬の密輸ですからね・・・。世の中にはだまされて麻薬入りの荷物を運搬してしまったがために逮捕されてしまった人がいることを思うと、気の毒だとは思うけど、同情だけというわけにはいかないです。最初に言い渡された刑期終了間際に判決が変更され、刑期が30年に延びることについても、トルコの法整備の粗さは感じるけれど(まあ、アメリカ・トルコ間の政治問題が絡んでいたわけですが)、正直中国では麻薬犯罪で死刑になることに比べればインパクトは弱い。インパクトという点で言うと、これは映画そのものに対してだけれども、囚人虐待の描写に関しては、「告発」「スリーパーズ」を見た後ではそれほどのインパクトはなく(もちろん描かれていないだけで、実際は大変な目にあっていたのだろうけれど)、むしろ主人公の2度の殺人(まあ、2度目は事故であり正当防衛であるけれど)のインパクトの方が強くて、これも主人公及び彼の視点で描かれたこの映画に対して、私の中ではマイナスに作用しました。随分と偉そうで冷たい言い方ですけど、やってはいけないことをやっていながらそれに対する反省がほとんど見られず、むしろ「これっぽっちのことでなんで俺がこんな目に」という被害者感情が強く前面に出すぎているように思いました。とはいえ、収監者の人権も大切な問題ですし、たまたま時期が悪く政治問題の犠牲になったのは気の毒だと思いますので、そこら辺がもう少しバランスをとって描かれていれば、もっといい映画になったのではないかと思います。
ラストに流れる音楽が印象的でした。

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