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2004.10.21

「夜霧の恋人たち」見ました

トリュフォーのアントワーヌ・ドワネルシリーズ3作目「夜霧の恋人たち」(1968年・仏)が、昨日衛星放送でやっていたので見ました。感想をまとめますと・・・。

①とにかく眠たかった
自分、トリュフォーは苦手ではなかったと思うのですが・・・、といえるほど見てはいないですけれど・・・。「柔らかい肌」とか「アメリカの夜」なんて、なかなか面白かったと思うのです、「柔らかい肌」は見た当時、完成度高いと感心した覚えがありますし。だけど、これは・・・。それに、

②アントワーヌ・ドワネルのキャラクターが苦手
だということに気付きました、今回。事実上2作目に当たる短編の「二十歳の恋」で、その気のない知り合いの女の子を勝手に追っかけまわした挙句、その人に恋人がいることが判明したときに女の子に向かって「ぼくに付きまとわないでくれ」と言い放ち、「いいかげんにしなさい」と思ったものですが、今作ではっきり「ダメだー」と思いました。いや、自分も十分ドワネル気質なのでえらそうなこと言えないですけれど、何か、この人には「必死さ」がないんですよね、そこがどうにも・・・。間違った方向性で必死になっている時はありますが、何か(もしくは誰か、自分も含めて)のために必死に頑張るとか必死に我慢するとかそういったものが少しでも感じられれば良いのですが。「大人は判ってくれない」にしても、簡単に子供のしつけを放棄する親も親ですが(しかしこの親、自分にはそんなに愛情がないようには見えないですが・・・。アントワーヌが感化院に入るとき、感化院が海の近くと聞いて「それは良かった、あの子は海が好きだから」と言って、職員に「臨海学校じゃないんだから」とたしなめられるシーンとか見ていると・・・)、親に愛されようと努力するけなげさをみせるでもなくやりたい放題やって「どうせ大人は判ってくれない」という態度のアントワーヌもアントワーヌじゃないかと思うのです。だからこそ作品にリアルさが生まれるとも言えますけど、だからこそ映画的感動があまりないのです、個人的には。

③ジャン・ピエール・レオの仕種が稲垣吾郎ぽかった。
他の作品では感じたことはなかったのですが、今回やけにそれを感じました。ところどころにユーモラスなものを感じる彼の演技は今回も良かったです、相変わらずリアルで。やっぱり好きな役者さんです、個人的には。

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