« Fグラフィックス | トップページ | バトンとBARの契約は有効 »

2004.10.19

「大人は判ってくれない」見ました

今日衛星放送でやっていたフランス映画の名作「大人は判ってくれない」(1959年)を見ました。この映画を見るのはこれでもう3回目か4回目になるのですが、何度見ても、なんというか、主人公アントワーヌの哀しみがよくわからないんですよね・・・。ただの悪ガキに見えてしまっていまいち感情移入できない(いや、別に感情移入する必要はないですけど)。彼のグレた一番の原因である親にしたって、確かにホームドラマに出てくるような理想的な親ではないにしろ、それほどひどい親には見えないし。多かれ少なかれ親って、あんなものでしょう、夫婦喧嘩したり、感情的になってひどいことをつい言ってしまったり、でも親(大人)だって人間なんだから、そういうこともあるわけです。主人公のみならず登場する年端のいかない少年たちの手に負えないっぷりに、どちらかと言うと「子供は判ってくれない」というタイトルの方が正しい感じがする映画ですが(ただ、この邦題は原題とは全然違うそうなので意味のない話ですが)、そこがトリュフォーの、冷静で公平なところなのかもしれないですね。

こんな具合にいまいちストーリーにのれないんですが、にもかかわらず、何度も見ているのは主役を演じる子役時代のジャン・ピエール・レオがすごく良いからです。演じているとは思えないほどの自然な演技と独特の陰のある雰囲気がとても魅力的です。大人になってからも、何かを内に強く秘めているように見えるんだけど何を考えているのかわからないようなミステリアスな存在感はそのままで、目当てにして映画を見るお気に入りの俳優のひとりなのですが、この「大人は判ってくれない」のときのレオが一番素晴らしいと思います。

|

« Fグラフィックス | トップページ | バトンとBARの契約は有効 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30221/1716183

この記事へのトラックバック一覧です: 「大人は判ってくれない」見ました:

« Fグラフィックス | トップページ | バトンとBARの契約は有効 »