« F1日本GP | トップページ | Fグラフィックス »

2004.10.15

「自転車泥棒」見ました。

昨日、衛星第2でやっていたイタリア映画の名作「自転車泥棒」(1948年)を見ました。2年間の失業の末にまわってきたポスター貼りの仕事に必要だったため妻の嫁入り道具を質に入れて調達した自転車を仕事の最中に盗まれた中年男性が、幼い息子と共に、それを取り戻すため奮闘する姿を描いたものなのですが、最近ではイランあたりの子供を主人公とした映画くらいでしか見ないような、貧しさがストーリーの背景とか重大な要因とかのレベルを超えて、テーマそのものになっているような映画です、貧しさなくしては映画が成り立たないようなそんな感じ。

ストーリーは単純ですが、描かれるべきことがきちんと描かれているので、登場人物(というか主人公)に感情移入しやすいです。この主人公、必死なあまり周りが見えていない状態で、ある人物がキーマンだと思い込むと、ミサの最中だろうが大通りの中だろうがちょっとやばそうな人に囲まれようがお構いなしに大騒ぎで、客観的に見るとはた迷惑なんですが、その必死の思いがよくわかるので何か胸打たれるんです。そして、このテの、頑固でちょっと短気だけどいかにも人間的な弱さ、不器用さと人情味を備えた愛すべきダメおやじを描いたものにつきものの、そんなダメおやじを慕い支える息子の姿が、またけなげで泣けます。この息子役の子役がとても良いです、可愛らしいし、演技もうまい。父子とも演じる俳優さんは素人さんだそうですが、二人とも心情が良く伝わってくるリアルな演技で、とても素人ということを感じさせないです。

|

« F1日本GP | トップページ | Fグラフィックス »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30221/1682249

この記事へのトラックバック一覧です: 「自転車泥棒」見ました。:

« F1日本GP | トップページ | Fグラフィックス »