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2004.10.05

モンセラート修道院聖歌隊のCD

先月の13日から30日まで、スペインとフランスに行っていた母親が、スペインでモンセラート修道院聖歌隊のCDを買ってきてくれまして、今日、それを聴きました。結構お気に入りなのにCDではウィーン少年合唱団が1回歌っているのしか聞いたことがないシューベルトの「大ハレルヤ」が入っていて嬉しかったのですが、全体的に演奏は・・・、下手ではないですが高音がきつい感じでした(特にソロ)。

モンセラート修道院聖歌隊のCDはすでにうちに何枚かありますが、その中で、1978年と1979年に録音されたブリテン、メンデルスゾーン、Joan Cererolsの作品を収めたCDは白眉です。少年合唱のCDには他にも大変素晴らしい演奏のものがたくさんありますが、モンセラートのこのCDを凌ぐ演奏は聴いたことがありません、自分は。きちんと訓練されたしっかりした発声で、安定した正確な音程で高音から低音まで自然に歌いこなして演奏に隙がないだけでなく、伸びのある深く美しい声をさざなみのように細かく揺らしながら柔らかく優雅に歌うその歌声は、感動的なまでに美しいです。軽くヴィブラートがかかっているにもかかわらず合唱は一糸乱れず、声質が皆同じなので、その統一感は、これに敵うのは北朝鮮のマスゲームくらいといった感じです、まるで一人の人間で多重録音したみたい。ソリストの重奏や三重奏も、声質が似ているので、声同士反発せずきれいに調和しています(ソリストも非常に上手です。しかし、この録音の場合、合唱の上手さがそれを上回っています)。主旋律と副旋律の声の大きさのバランスも申し分ない。結構、CDって、何回も聴くと、聴く度に上手い下手の印象が違うということがありますけど、これに関してはそれもないです、常に上手くきこえます。

ブリテンの作品は「キャロルの祭典」なのですが、その中でも自分は「この嬰児」という曲が好きです。この歌は最初ユニゾンで始まって、だんだんとパートに分かれて輪唱のようにズレながら歌っていくのですが、その輪唱のようにズレていく感じが、よく音の響く教会かどこかで歌声がこだましていくみたいに聞こえてきれいだし、独特の雰囲気をかもし出していて好きなのです。最初に誰の演奏で聞いたか覚えていませんが、初めて聴いた時からこの曲の良さを十分引き出した演奏を聞いてみたいと思い、いろいろ聞きましたが(子供の演奏ばかりでですが)、このCDを聴いた時、初めて「これだ」と思いました。無論、世の中にはもっといろいろ素晴らしい演奏があることと思いますが、自分はこれで満足です、聴きたいと思っていたものを聞かせてもらったと思いました。

「キャロルの祭典」の入ったCDはまず「この嬰児」を聞いてから他の曲を聞くので、他の曲も身を入れて聴くかどうかはこの曲にかかっているのですが、そんなわけで、大変身を入れて他のも聞いてみたらどれも素晴らしくて、すっかり私のお気に入りの一枚になりました。感想は人それぞれなので、他の人が聞いてここまで感動するかはわかりませんが(うちの妹もこのCDが少年合唱のCDの中で一番上手いとは言っていましたが)、広く知れ渡ってほしいCDだと思っています。

KOCH International GmbH  
ESCOLANIA DE MONTSERRAT
Britten・Mendelssohn・Cererols     
1992年

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