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2004.07.01

映画2本の感想

昨日は仕事が休みだったので、2本もビデオで映画を見ることが出来ました。「穴」(2001年英)「アナトミー」(2000年独)共にヨーロッパ産のサスペンス映画(ホラーだと思い込んで見たので結構肩透かしでした。全然怖くない)なんですが、何と言うか、つまらなくはないけれど、今一歩といった感じの出来でした。

「穴」は、3人の死者を出したイギリスのパブリックスクールで起こった生徒行方不明事件の謎を、唯一生き残った女生徒の証言を元に解明していく話なのですが、まあ、真相そのものは大したことないのを、証言者自身をキーマンにすることによって、映画一本分の話にひっぱることができた、そんな映画です(原作があるみたいですが)。まあ、こういう映画は他にもありますが、この映画の場合、中途半端で。女生徒の人格が本当はなんなのか、がメインにしては、早々と彼女の真の人物像は明らかになっているし、穴で何が起きたか、がメインにしては、特に真相に意外性があるわけでもない(大体、女生徒が発見された時点での穴の中の状況を明らかにしないで何が起きたか問題にしても、それは謎が何なのか示さないままに謎解きを始めるようなもので、そういう過程を経て、真相はこうでした、って言われてもね・・・。生徒の死因を明らかにするのが遅すぎ)、映画の中の緊迫感に迫力負けして見ている間は「真相はなんなんだ」とのめり込んで見ているけど、終わってみると何がそんなに謎だったのかという気がしてくるのです。ストーリーはそんな感じなんですが、主人公のソーラ・バーチが非常に良くて、彼女の演技が本来よりも映画のレベルを2ランクくらい上げていると思います。

「アナトミー」の方は、ひねりのない直球のストーリーです。もうちょっと手が込んでいてもいいように思いますが、まあ、あれはあれでいいのかもしれません。とりあえず主人公の女医が、どこまでが黒幕の一味なのか分からないのに、ぺらぺらと疑問に感じた点を相手構わず大声でしゃべる緊迫感のなさが気になりますが、それも道理。めちゃくちゃ強いのです。刃物を持った犯人に追われても、泣きべそかきつつ、周りにあるものを全て武器にして犯人を叩きのめしながら逃げていく。背後からの不意の攻撃も、100%防ぎきる、スーパー女医なのです。えてして、サスペンスやホラーのヒロインは強いものですが、ごく普通の女性という設定で一般的な武器を装備せずこれだけ強いのは、「男たちの挽歌」のエミリー・チュウ(名前うろ覚え)くらいしか、今の自分には思いつきません。それがとてもおもしろかったです。主人公はハリウッドでも活躍しているフランカ・ポテンテ。彼女もとても上手で魅力的な女優さんでした。

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