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2004.05.21

「ドーン・オブ・ザ・デッド」見ました(ネタばれあり)

一昨日、雨の中、仕事が終わってから、「ドーン・オブ・ザ・デッド」を見に行きました。何しろ映画館で映画を見るのは久しぶりで、しかもホラー映画は初めてなので、楽しみにして行ったのですが、券を買ったときには既にまともな席は残っておらず、前から2列目の真正面になってしまい、あまりにスクリーンに近くて画面が視野に入りきらないし、何だか圧迫感を感じる上に、こんな間近で残虐シーンを繰り広げられたらどうすればいいんだ、という緊張でお腹が痛くなり、気分的にはあまり良くない状態で見ることとなりました。

こんな状態で見た上に、自分、これがロメロの「ゾンビ」のリメークだということを映画を見た後で知った位なので、とっても的外れかもしれない感想です。

個人的には結構楽しめました。ご都合主義やツッコミどころは満載でしたが、ホラー映画のお約束も入れつつ、「普通ならこのポジションの人はここら辺で消えるのがお約束なのに最後まで残った」などの意外性があったし、登場人物の年齢層が高めのせいか、みな比較的理性的で、ホラー映画によくある、ちょっと理解不能な愚行を犯す人も少なかったし。妊婦のだんなにしても、ニコールのケースにしても、理解不能ではなかったです、個人的には。
何より、ゾンビがなぜ発生したか、事態をどう収拾すべきかなど難しいことは語られず(黙示録はよく知りません)、ただひたすらゾンビから逃げようとする人間とゾンビとの戦いを描くことに終始しているのが、単純明快で気持ちよかったです。登場人物たちも、ゾンビではない「人間」という存在でしかなく、個性化されていないので、無駄な人間ドラマがなくてストーリーがすっきりしていました(それだけに、唐突な愛の告白があったのは残念)。人間ドラマは好きですが、こういう映画はそれでいいのだと思います。

自分にとってこの映画で最もインパクトがあったのは(多分これを見た他の人もそうでしょう)、全力疾走するゾンビの姿です。ゾンビが走ること自体、新鮮なことらしいのですが、走るのはどうでもいい、走っている姿があまりに必死なんです。今まで見たホラーで、襲う側が必死な映画というのはなくて、例えば殺人鬼ならば一旦は被害者に引き離されても慌てず、裏をかいてくるし、モンスターならば高い身体能力で引き離される前に一気にやっつけにくるものですが、この映画のゾンビはそんな余裕はなくとにかく必死、つい応援しそうになるくらいでした。そのせいで、実際にいたらそれはもちろんこわいですけれど、映画として見る分には恐怖の対象としては弱かったように思います。殺し方も、主人公たちの方が、絵的にえげつなかったし。

そういうわけで、映画もあまりこわくなく、そういう意味でも自分には合っていたのですが(「ペットセメタリー」みたいなことされたら卒倒していた)、ホラーファンには物足りなかったでしょう。冒頭はいい雰囲気出していたと思いますが、特に後半は敵がモンスターなだけの、単純アクションものでした(前半、いちいち怖そうなシーンで身構えていた自分もいつのまにかリラックスしていました。そういうときに起こるチェーンソー事件)。自分、アクション物が大好きだし、敵はデッドなわけですからいくら倒しても対人間のときの気まずさはなく、単純にスカッとできて、楽しかったです。

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